山楽山学クラブ1月例会<船通山、雪山訓練>

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    【日程】2023年1月22日~2023年1月23日

    【行程】1/22 出雲横田駅前9:45===10:40湯くみ場400m先でスタート—12:20亀石コース登山口12:30—13:55山頂まで40分の標識—15:25船通山

    1/23 船通山8:55—9:45烏上滝10:00—10:30下山口

    【参加者】8名

    【登山概況】 

     カタクリの開花時期は花見登山客で賑わう船通山で、雪山泊訓練登山を行なった。11名の参加予定だったが、前日までに3名減となり8名での実施。日曜日の午後から曇り予報が出ていたが、土曜日は絶好の雪山日和となった。

    亀石コース、歩き始めは舗装路歩きで着雪が少ない箇所、ワカン装着組は歩き難そうだったが、登山から山道に入ると雪もよい状態で明るいブナ林で静かな雪山歩きを存分に楽しめた。

    トラバースが続く箇所は谷側に滑らないように慎重に進み、尾根沿い急坂の箇所はジグザグに高度をいだ。

    976m付近の大きなブナの木の前で全員が揃うのを待ち、そこから見える船通山への稜線に自由に歩た。稜線に出ると青空と樹氷のコントラストが映える。遠くに宍道湖、大山が見えた。山頂で集合写真を見ると日本海側は真っ黒い雲が出ていたが崩れることはなかった。

    山雪上初ソロテント泊に臨んだ4名は、吉村リーダーと共に設営場所を決め、時間をかけてゆっくりテント設営した。夕食のため避難小屋へ入るとずいぶん温かく感じたが温度計は0℃。全員揃って、鮭・ホタテがたくさん入った石狩鍋と美味しい熱燗や肴を楽しんだ。

    テントに入る前に見上げると満天の星空だったが、明け方はうすい曇が広がり始めていた。

    翌朝は7時前にテントから出るとフライシートにうすい霜が張り付いて白くなっていたが、穏やかな天候で東の空が赤く染まっていた。

    避難小屋で朝食を済ませ、撤収したテントをパッキングし集合写真を撮って下山開始した。登りはリーダーが先行したが、下山はメンバーが先頭を歩くことに。しばらく平坦なブナ林の中を進み、見渡すと林の中に登山道が分かり歩行ペースが早くなる。分岐標識のところを真っ直ぐに進みかけたが、登山道は左折だった。先頭を交代する。

    烏上滝コースは沢沿いであり、岩の上が凍って滑るので慎重に下った。ワカン歩行は難儀そうに見えたが、チェーンスパイクや軽アイゼンを使われているメンバーは歩き易かったと聞く。渡渉や段差などあり先頭集団と最後尾に歩行差が開いた。

    沢を抜けると舗装路に出た。登山口付近で全員揃うのを待ちながら休憩し、デポ車のところまで進んで山行終了となった。

    (余談)

    美肌の湯として有名な斐乃上温泉に入浴後、奥出雲そばを食べての予定では解散だったが、その後も島根県に縁のあるメンバーのご案内で、奥出雲とうふ「いしだ」・そば屋「一風庵」・生どら焼き元祖「松葉屋」と立ち寄って、アフター登山も盛り沢山となった。

    【感想】Y

    雪山ソロテント訓練。極寒の場合に備えてスノーフライを買って臨みました。山頂で行き成り初回というのは不安でしたが、張り綱も割り箸と麻ひもで固定出来、‘案ずるより産むが易し’でした。テント内0℃で明け方は-5℃でもシュラフに入ると苦になるほど寒さを感じず過ごせました。カイロも要らないかと思いましたが、お湯を沸かしてナルゲンボトル入れた湯たんぽの温かさにほっとしました。

    今回急遽、食担を仰せつかり石狩鍋にすることに。分担で準備して頂いた主材が鮭・ホタテ・カニカマが豪華でした。ちろりで沸かした熱燗、炙った蛸、チーズ類。私の嗜好品はザックに入らず、皆さんより色々とご提供頂いて感謝です。

    今回雪上にテント設営より悩んだのはパッキングだったと思います。個人装備(バーナー持参・調理水)+共同食料・調味料。次回は今回使わなかった余剰品1kgは減らし、工夫し全体をバランスよく詰めそうと思いました。それによりYリーダーよりご指摘のあったザックの揺れ、前屈みでの歩行も修正出来ます。反省点は次回の山行に反映させたいと思います。考えるとクラブ例会での雪山泊訓練は初年度(4年前の三平山)以来で、今回貴重な実践の機会を頂き、有り難うございました。

     

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