大山山系船上山、勝田ヶ山、甲ヶ山(個人登山)

    【日程】2022年5月24日~2022年5月25日

    【行程】24日8:00千代田⇒12:30東坂登山口駐車場→13:00船上山山頂小屋→雄滝、雌滝、千丈覗き、行宮跡等→16:00船上山山頂小屋泊

    25日5:00頂上小屋→5:30東坂登山口(不要な荷物を車にデポ)→6:10頂上小屋→ 6:25船上神社→ 7:25天皇屋敷表示板→ 8:20勝田ヶ山→ 9:40甲ヶ山→10:50勝田ヶ山→11:20天皇屋敷表示板→12:00船上神社→12:10頂上小屋→12:40東坂登山口駐車場⇒13:10豪円湯院⇒19:00広島

    【参加者】3名

     

    【登山概況】 例会担当リーダー(S)

    今回の山行は好天に恵まれ、絶好のコンディションで臨むことができた。

    ただ、その中でTさんが体調不良で参加できなかったことは残念だった。

    船上山頂上小屋は平成24年、環境省により国立公園整備事業として整備されたものでまだ新しく、トイレ、洗面所も奇麗だった。1階はそのトイレ、洗面所、物置で埋まり休憩できるのは2階のみになる。24日は専ら滝巡りに費やした。

    千丈滝(雄滝、雌滝)を眺めるに、琴浦町観光協会のマップでは東坂登山口から屏風岩下の横手道を経て臨むルートと屏風岩上にある休憩舎(頂上小屋)の少し先から下ってこの横手道に合流するルートが選べる。我々は既に休憩舎に到着していたため、屏風岩脇を下って横手道に合流したが、このルートは荒れたガレ場で利用者は稀と思われた。横手道自体も細く頼りないものだったが山裾から遠景まで見渡せる景色は素晴らしかった。

    翌25日朝5時、東坂登山口駐車場の車中に不用な荷をデポ。

    引き続き船上山に折り返し神社参拝後、6時15分大山縦走路より船上山、勝田ケ山、甲ケ山の縦走に入る。まだ朝も早く、吹く風は爽やか、歩くに爽快だった。船上山はなだらかな稜線で笹薮の山道の中、ブナの大木が多かった。続く勝田ケ山は稜線が細く、左手(東)側は切り立っている。計3時間ほどでようやく甲ケ山ゴジラの背の根元に到着。

    10分余り休憩をとり、体を休める。ザックは背の根元に下ろし、ヘルメット、ハーネスを装着。

    4年前の印象ではゴジラの背はもっと長かった印象があったが、改めて見るに30~40mの長さしかない。稜線歩きの勢いのまま渡ることもできたろうがひとまず休憩。ゴジラの背を観察するに、この竜骨部を全て昇り降りする必要は無い。初め部分、全工程の3割ほどは岩稜右側の蛇腹部分を岩に沿って歩ける。右奥、高い部分にフィックスロープがセットされている。しっかりした装着だったが使用するまでもない。岩は良く乾き、手掛かり良く昇り降りできる。アズるようだったらフィックスロープ、スリングの使用もあったが、その必要が無かった。続いて岩を左に回り込む個所があり注意を要したが、皆難なく通過し、甲ケ山山頂に到達する。

    山頂から小矢筈方面の急傾斜を5mほど下り、急傾斜の全貌、小矢筈、矢筈へのトラバース、方角を全員が確認し、山頂に復帰。

    10:25 下山にかかる。昼前になると気温30℃を超え、早々に退散。

     

    【ヒヤリハット報告】

    特になし

     

    【感想】 N

    今回の大山山系船上山から甲ヶ山は、天気も良く、見どころ、歩き映え満載のルートだったと思います。

    大山隠岐国立公園内にある船上山は、南方に連なる、勝田ヶ山、甲ヶ山、矢筈ヶ山などと連なり、古期大山(約100万年前)の外輪山だそうです。

    船上山は歴史ある山で行宮跡が有り、山岳仏教が栄えた地だそうです。

    東坂登山口駐車場から登り始め、5分登ると船上山の屛風岩が見えます。小屋到着、船上山休憩舎は綺麗だし、電灯、トイレ、洗面台有りです。

    船上山山頂から船上山行宮碑、船上神社を散策開始し、千丈覗きの岩からの眺めは迫力あります。頂上小屋から30分ほどガレ場を下り、正面登山道コースに合流して、千丈滝(雄滝、雌滝)や船上山屛風岩が見られ眺望良好でした。

    翌朝、小屋からの朝日も綺麗でした。荷物を車にデポしてザックを軽くし、勝田ヶ山、甲ヶ山に登山開始。船上神社左側に大山縦走路入口の大きな看板が見事です。

    道の両脇が笹藪ですが歩くのに支障はないです。笹と木立を緩やかに上り1時間50分位で勝田ヶ山の三角点に到着。ここが勝田ヶ山の頂上なの?

    ここから上ると尾根道になると開けてきて、甲ヶ山への尾根や大山が見えて、来て良かった!此れから眺めの良い稜線歩きです。

    甲ヶ山の岩はまだ見えないけど気持ちいいです。

    9時19分やっと甲ヶ山の岩が見えた、これがゴジラの背、すごい!写真と同じでした。

    ゴジラの背に三点支持で上りながら、横幅も意外とあり思ったより登りやすかったです。

    今まで岩稜歩きやクライミングの練習の研修に参加したから出来たと思いました。

    天気も良かったおかげで、甲ヶ山頂上からの360°の眺望は最高でした。烏ヶ山の山がカラスに見えました。大山外輪山の野田ヶ山、烏ヶ山にも登りたいですね。

    また機会がありましたら、船上山~甲ヶ山~矢筈ヶ山~川床のルートも行ってみたいです。

    今回一緒に参加してくださった皆さん、おかげで無事に山行出来ました。

    ありがとうございました。

     

    Categories: 個人山行, 縦走