個人山行 伯耆大山一ノ沢
【日程】2021年12月25日~2021年12月26日
【行程】12/25 桝水高原-一ノ沢-弥山山頂-夏道-桝水高原
12/26 南光ヶ原-夏道-頂上大地-夏道-南光ヶ原
【参加者】25日4名 26日3名
【登山概況】リーダー Y.O
いよいよ冬山シーズン到来、大山の季節がやってきた。出発前から天気予報では週末に最恐寒波がやってくると、しきりに報道している。昨年は、年末年始に降っただけで、あとは雪が減っていくようなシーズンだった。今シーズンこそはしっかり降ってほしい。25日の計画は一ノ沢から弥山尾根を目指す、新雪が積もっていて取付までも時間を要し山頂までは難しいと思っていたのですが桝水高原に到着してみると気温は-2℃で風があり寒いのだが雪が全くない。6時15分ぐらいに出発、アスファルトの環状道路をひたすら歩く、40分ほどで林道の入口に到着。流石にここからは雪があるだろうと思っていたが雪はない、再び長い林道を30分ほど登って行くと一ノ沢の尾根への取付に到着。大きな一ノ沢と目の前に見える尾根には雪はあまり見えない。風も強くガスで遠くは見えない。尾根上に出ると風が強く寒いので、ここで念の為、ハーネスとギア類を装着し、もう少しツボ足で進む事にする。一ノ沢の右岸からガレた斜面を登り尾根に出ると鬱陶しい藪が出てきた。上は風が強そうなので、ここでアイゼンを装着。踏み跡を辿り少し巻いて尾根に出ようとしたのだが藪が酷くイライラする。巻かずに最初から尾根に出た方が良かったかもしれない。高度を上げるにつれ藪は落ち着き風で固くなった雪面に変わる。アイゼンもしっかり効き歩きやすいがガスで楽しみにしていた景色も見えず、時折、風でふらつきながら黙々と高度を上げていく。急登が終わり、なだらかな場所に出てきた。そろそろ頂上が近いはずだがガスで何も見えない。蔵王の凍ったモンスターのような箇所を抜け濃いガスの中、さらに登って行く。みんなで「そろそろ山頂だと思うけどなあ~」とGPSで確認しようと立ち止まると、「あ!あれ小屋だ!」と誰かが言った。なんと左横に弥山の避難小屋があった。みんなで笑い合う(笑)一応、山頂碑まで行き集合写真を撮り避難小屋で少し休憩。時間はまだ9時30分だった。小屋の温度計は-6℃、暫し休憩し下山開始、予定では大ノ沢の右岸の尾根を下る予定だったが、この雪の少なさでは大変な事になる。一応、尾根の近くまでのぞきに行ってみるがガスが濃いくてよく見えないが藪漕ぎは必至だろう。早々に諦めて夏道を下り、南光ヶ原に車1台デポしておけば良かったとブツブツ言いながら、また長いアスファルトの道路を歩き桝水高原へ戻りました。時間はまだ12時過ぎ、4人で温泉に入り、昼ご飯を食べて明日も大山の私以外は広島へ帰って行った。ニュースではしきりに大雪の話題だ。明日、車が動けなくなってはいけないので念の為、燃料を満タンにする為、一旦米子に降りて新鮮市場に今晩のおかずを買いに行くが、正月用なのか、丸ごとの大きな魚ばかりで1人車中泊で食べるような物は売っていなかった。南光ヶ原に戻ると雨から雪に変わったが、ニュースで言ってるいるほどの雪ではまだない。明日、合流予定の2人がここまで来れるか心配だったが、なんとかなりそうだ。車中で1人クリスマス会をして、だいぶ酔ってきた頃、外にはかなり雪が降ってきた。車が埋まって一酸化炭素中毒が怖いので早々にエンジンを切り寝袋に入って眠りに着く。4時半に起床。全ての窓に雪が付き、外が見えない。少しだけ窓を空け雪を落として外を見るが、まだYの車はない。LINEを確認すると渋滞と雪稜で向かうかどうか悩んだが、こちらに向かうと連絡が入っていた。その後は続報も入ってないので、大丈夫だろうと思い朝食を食べノンビリしているとYとOがやって来た。深夜2時ぐらいに麓に着き、そこで眠っていたそうだ。とりあえず合流できて良かった。