山楽山学クラブ12月例会<雪彦山>
【日程】2021年12月11日~2021年12月12日
【行程】12/11 小谷SA10:30雪彦山バンガロー(泊)
12/12 バンガロー7:55—9:45大天井岳—11:45地蔵岳12:35—12:50虹ケ滝13:30—14:10雪彦山バンガロー14:40===18:00小谷SA
【参加者】8名
【登山概況】例会担当リーダー (Y)
《経過》
雪彦山バンガローテント場で各自テント泊の予定であったが、夜・朝の気温低下が予想されたためバンガロー泊 (2棟) とする。
07:55雪彦山バンガロー発。直ぐに急登が始まり、出雲岩まで続く。
09:00出雲岩着。出雲岩からは本格的に岩場が現われるため、ハーネス等の装着も考えていたが、ここまでのパーティーの歩き方等から装着を取り止める。出雲岩からの岩場は前・中・後部に経験者が着き、互いに声掛け合いながら三点支持で大天井岳まで登る。
09:45大天井岳着。大天井岳は元々の雪彦山であり目指す雪彦山三角点は三辻山と呼ばれていたようである。
大天井岳から雪彦山三角点は一般的な登山道。10:20三角点の350m手前で雨がパラついたので三角点への登頂を断念し引き返す。新下山道分岐までに雨が止み、時々日が照る。登山道・岩が濡れていないので上級コース入口まで戻る。
11:00ハーネス等を装着し鎖場に向かう。鎖場最上部の下りは危険なため迂回。鎖場の途中からロープを使用し下ろうと準備したが、下からアイゼンで登るパーティーに遭遇したためロープを収め鎖場は迂回する。鎖場の迂回路には直径20㎜程のナイロン製?ロープが新設(11月下旬頃に設置されたとのこと。)されていた。
11:45地蔵岳分岐にザックを置き地蔵岳に向かう。地蔵岳へは登り・下りとも上からビレイ、下では経験者が足場等をアドバイスしスリップに備えた。
12:35虹ヶ滝に向かう。虹ヶ滝へは急な岩場・鎖場が連続する。再度気を引き締め、互いに注意喚起しながら下る。虹ヶ滝の手前の岩場に少し力を加えると落そうな岩を発見、岩を安全な場所に移動する。
13:10虹ヶ滝着。ハーネス等を外し遅い昼食をとる。
13;30虹ヶ滝から登山口の雪彦山バンガローに向かう。雪彦川は水が少なく岩も乾いており、安全に下山できた。14:10雪彦山バンガロー着
《所感》
昨年来の雪彦山、今年は時期を1週間早めたため天候に恵まれ概ね所期の目的を達成できたものと考える。
雪彦山バンガロー到着日は、一般駐車場は満車で登山者も多く、翌日の混雑が予想された。しかし、日曜日の登山者は少なく、ロープを使って地蔵岳に登ることが出来た。登山者が多ければ地蔵岳へは登れないところであった。
鎖場・ロープ場の登り降りについて、登りは三点支持が出来ているが、下りにロープがあると直ぐにロープに頼り降る姿が見受けられた。ロープの設置状況、地形等を良く確認し使いたいものである。
装備品の携行について、山行時には補助ロープ等の色々な物を携行するが、必要な時に直ぐに使えるよう準備し格納しておく必要がある。
今回の計画では08:00登山開始、13:00下山終了としていたが、14:10下山となった。ロープの出し入れなどを考慮し、もう少し余裕のある計画にするべきであった。
【感想】(N)
雪彦山は、行きたかった山でした。三角形の岩峰がそそり立ち、危険な山だと写真と資料で見ました。
両日ともに天気は良く、快調に広島を出発しました。
前泊でテント泊の予定でしたが、バンガローを2棟借りる事になり、夜間は暖かく休むことが出来ました。
登山口(A―1)からいきなりの急登で、どんな岩稜歩か?…ワクワクです。(Aー4)から、鎖場有り、せり岩を抜け岩場を登り、(A―8)大天井岳までは問題なく岩場を歩けました。
雪彦山の三角点に向けて進むが(B―4)地点頃でぽつぽつと雨が降ってきたので引き返し、岩場を下り(A―10)に行く、雨はやむ、鎖場をロープをはり降りる予定だったが、先客がアイゼンの練習をされており時間もかかり危険なので、脇道の岩場を降りる、ここもスリル満点で楽しめる。
(A―11)から地蔵岳に向けて登る。リーダーの山本さんと田邊さんがロープをはってくださり、安全に地蔵岳の頂上(A―12)に全員登頂した。眺望は最高でした。
(A―13)からの下りも鎖やロープがあり、滑りやすかった。下山道を歩きながら、険しい岩壁を右側に見ればクライマーが岩壁を登っていた。
今回の例会、雪彦山は楽しく岩稜歩きが出来ました。
雪彦山の計画してくださった、リーダーの山本さん、サブリーダーの円石さん、
そして参加された皆さん、無事に歩けた事に感謝します。
【ヒヤリハット報告】
虹ヶ滝手前の急な岩場の下り、持った手に力を加えると落下しそうな岩(約20cm四方)を発見、登山者の滑落防止と落石防止のために岩を安全なところに移動する。
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