山楽山学クラブ8月例会<広高山(シナノキ谷>
【日程】2023年8月19日
【行程】旧吉和支所8:00===8:30奥出合橋9:00—9:15F1—10:30F3—10:55F7—11:30ナメラ—12:05稜線(登山道)—12:10広高山山頂12:30—13:25小川林道終点と合流13:30—14:20奥出合橋===15:10旧吉和支所
【参加者】4名
【登山概況】 例会担当リーダー(Y)
奥出合橋からシナノキ谷を遡行し広高山に登る計画は、2020年に計画されたものの、雨天・コロナ自粛等で中止されていた。今回、再び例会山行を計画実施した。
07:45新築移転した吉和支所に集合、小川林道ゲートの鍵を借り、近くの旧吉和支所駐車場に車1台をデポし奥出合橋に向かう。奥出合橋へは小川林道から入らなければならないが、国道488号線吉和側通行止めのため大きく迂回、大向井長者原林道から国道488号線に戻り小川林道に入った。道路には所々に落石があるものの大きな問題は無かった。
08:30奥出合橋着、沢登りの装備を整え09:00に出発。沢は倒木等で荒れていたが順調に進み10:20にF2、10:40にF6通過。F2からF6は、高さ数メートルの小滝が連続。ロープを出すこともなくお助けスリングで通過することが出来た。F6で沢装備を格納し遡行を再開する。
F6からは、倒木、ナメラ、急傾斜地(ナメラ状、ガレ状、藪)の沢を詰める。スリップと落石に注意し登ると標高1190m付近で完全な藪となる。藪をかき分け12:05標高約1260mの稜線(登山道)に出る。荒れた登山道を約90m進み、12:10に広高山山頂到着、休憩
12:30山頂発、登山道を小川林道終点に向かう。登山道は、僅かに踏み跡が有るものの倒木や草木が覆い、とても荒れていた。13:25林道終点広場着。休憩後、奥出合橋まで林道歩き。林道は土砂が流され車が入れる状態ではなかった。
14:20奥出合橋着、15:10旧吉和支所着(解散)、15:15吉和支所着(ゲート鍵返却)
《所感》
シナノキ谷から広高山へのコースは、人が入ることが少ない秘境的なコースで荒れていた。この度は、参加者が少なく少数精鋭で臨めたため、ロープを出すことも早期に出渓することもなく、計画の通りに歩くことが出来た。また、7月中旬の大雨、数日前の降雨により上流急傾斜地沢底の土砂が流されていたことも幸いし、山頂直下まで詰めることが出来た。
今回の例会山行は、少数精鋭の参加者と天気に恵まれ予定より早く終えることができた。しかし、技量が一定ではない多くの会員が参加する場合には、滝の通過、急傾斜地の通過、藪コギ等に時間を要するものと思われる。急傾斜地を回避するため早めに出渓した場合は、藪コギ距離が長くなり時間と労力を要する。
シナノキ谷遡行・広高山登山は、山深い魅力的コースであるが、それなりの技量と体力が有る者の個人山行がベストと感じた。
【感想】 (S)
天候、コロナで懸案事項となっていたシナノキ谷。ようやく3年目にして実現できました。
国道488号が一部通行止めで大向長者原林道を利用して迂回です。
吉和支所は道の駅風に利便施設と合築され奇麗になっていました。良いことです。
シナノキ谷は楽しかった。でも泳ぐまでには至らなかった。
復路、シラグチ谷を右手に見つつ下山したのですが、この谷はシナノキより水量が多く、泳がざるを得ない状況で更に興味をそそられました。しかし危なくもある。
広高山は高木が多く自然豊かですが、あまり人の踏み跡が無いのが残念です。
クマの出没があるので注意が必要ですが、より多くの人に訪れてほしいものです。
【ヒヤリハット報告】
特にナシ