山楽山学クラブ4月例会<加西アルプス>

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    【日程】2024年4月21日

    【行程】4/20 11:05小野市鴨池公園P11:20—紅山、惣山—13:45鴨池公園P===14:50神崎町春日キャンプ場

    4/21 春日キャンプ場7:00===7:20加西市善防公民館7:30===7:35本丸登山口7:55—8:55防山9:00—10:15笠松山10:25—10:50古法華公園11:05—11:30善防公民館

    【参加者】10名

    【登山概況】 例会担当:M.Y

     山楽山学クラブの4月例会山行は兵庫県加西市にある善防山・笠松山。古くは山岳霊場であった古法華自然公園にあり、その岩混じりのダイナミックな山容から「加西アルプス」とも呼ばれ多くの人に親しまれている。

     「加西アルプス」が遠方にあることから移動日を設け、初日に小野市にある「紅山・惣山」に登る個人山行を計画した。

     20(土)は、天候に恵まれ予定通りに個人山行「紅山・惣山」登山を実施し、福崎町八千種にある「春日キャンプ場」のバンガローに宿泊。夕方の約1時間、地図の見方・使い方の勉強会を実施した。

     21(日)は、「加西アルプス」山行本番。天気は、未明に雨が降り昼前から小雨模様の予報であったが、加西アルプスは「流紋岩、流紋岩質凝灰岩」の岩質で多少の雨量では歩行に問題ないことから予定通り実施することにした。1名が体調の不良が心配されたため待機となり、車の回送にあたっていただいた。

    07:55東にある本丸登山口から登山開始、斜面を登ると直ぐに尾根に出た。ここから山頂までは岩稜が続き途中に3本の固定ロープが張られていた。08:55善防山到着。善防山は山城跡で樹木が切り払われていたが、あいにくの雨模様で遠望は出来なかった。09:00急な斜面を切通に架かる吊橋に向かう。このころから小雨が弱雨に変わり雨着を着用する。09:30揺れる吊橋を通過。直ぐに鎖場の岩稜に入る。笠松山直下の鎖場を登り10:15笠松山到着。山頂には展望台があったが、雨でさらに遠望が利かなくなっていた。弱雨が続くため南側の尾根にある「馬の背」方面への山行を取り止め、下山を山頂南西直下の鞍部から古法華公園に下るルートに変更した。10:25山頂発、鞍部から古法華公園に向かい、10:50公園着。公園内の古法華寺には、国指定文化財で白鳳時代に作られた日本最古の石仏の一つ「古法華石仏浮彫造如来両脇侍象」(見学は1週間前に予約が必要)が祭られている。11:15古法華公園東側入口駐車場に到着し登山を終了した。以後、善防公民館で着替えた後、辰野西SA移動し解散した。

     山行は、あいにく雨模様で予定通りとはならなかったが、岩質が良くロープや鎖に頼ることなく三点確保で慎重に行動し無事に終えることが出来た。

     反省点:この度の一連の山行では、個人山行終了後の下山報告を失念しキャンプ場に移動、キャンプ場がスマホの圏外であることを認識していなかったため、未明に失念に気づきスマホ圏内に移動し報告するまで連絡が取れない状態を作ることになった。原因:①担当者が失念。②参加者は担当者が報告しただろうとのとの思い込み。③キャンプ場がスマホ圏外で有った。

    【感想】 担当:K.K

    1日目 曇り空の中、急斜面の岩場を足元を確認しつつ3点確保で四つん這いになりながら登る。場所によっては、立ち姿勢のままで登れる場所もある。見た感じより滑りにくい岩陵帯なのでスリルはあるが意外に歩きやすい。天気が良ければ素晴らしい眺望もあると思うが、あいにくのガスで眺望なし。

    その夜は、キャンプ場のバンガローに宿泊(カメムシ多かった)

    2日目 曇り雨、翌朝8時出発

    天気予報では、9時ごろから雨が降り出すとの事、雨が降る前に善防山に登る。この時点では曇り。

    山頂は山城があり晴れていたら眺望も良いがガスで何も見えない。

    善防山から笠松山へ、この頃から雨が降りだし雨具着用、笠松山の見晴し台の上まで上がる

    山肌に摩崖仏があるらしいがここもガスの為に見ることが出来なかったのが残念。馬の背は、雨の為中止で下山する事になった。

    2日間とも低山だがアルプスの名に恥じない岩場の稜線が多数あり登りごたえのある山でとても楽しめた。

    【ヒヤリハット報告】

     特になし。

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