山楽山学クラブ3月例会<比婆山連峰>

    【日程】2024年3月9日

    【行程】9:20県民の森公園センター駐車場9:40—10:46出雲峠避難小屋11:24—12:45出雲烏帽子山頂13:02—13:43出雲峠避難小屋13:51—14:35公園センター駐車場

    【参加者】4名

    【登山概況】 例会担当リーダー( M.S )

     交流登山として募集し、山楽から6名の参加があったが山楽以外の参加者は無かった。その内、体調不良等で2名不参加となり、残る4名で山行を実施した。

     吉村車に全員同乗し6:40、JR西広島駅から出発。県民の森公園センター手前、約3kmぐらいから除雪大型車両が現われ公園センターまで進行し除雪するので、雪道の安全は保たれるものの追い抜くわけにいかず到着が遅れる。我々の後続車両も10台近くあった。

    183号線上では道路に冠雪は少なかったが、公園センターに到着してみると20㎝ほどあった。ここ2、3日で積雪したものと思われる。しかし、スキー場は既に閉鎖されていた。

     身支度を整え、出雲峠を目指しツボ足でスタートする。1時間ほどで峠に着き、避難小屋でワカンを装着。

    小屋6、7人の男女のパーティーに出会う。その後、彼らは男性2名がスノーシューで先導し、後ろを女性たちがツボ足で追っていた。

     12時45分出雲烏帽子山頂到着、積雪は50~60㎝ほどか。良い雪である。ここで写真撮影。周囲は予報と異なり小雪は止まず風も少々ある。

    この時点で当初予定より1時間ほど遅れており、前方に踏み跡はない。予定通り御陵を通過し登山道を下るとすればセンター到着は16時近くになり、広島への帰着は更に遅くなると考え、多少残念だったが来た道を戻ることとした。

     この冬は専ら暖冬で、積雪が予測しにくかったが、事前の数日の天候の変化で良い積雪に恵まれ幸運だった。

    【感想】  ( E.N )

    前日の天気予報では晴れマークも出ていたが、朝は雨が降っていた。

    待ち合わせ場所で全員集合して車に乗り込む。高速道を走っていると、フロントガラスを叩いていた雨がいつの間にか白い雪に変わっていた。県民の森公園センターに向かう道にはかなりの雪が積もり、除雪車も出て雪を掻き分けていた。予想をはるかに超える積雪量に驚く。

    身支度を整え歩き始めたが、歩く場所によっては膝のあたりまでズボリと足が雪の中に沈んでいく。避難小屋に着いたところでワカンを装着。慣れない作業に手間取り皆を待たせてしまう。リーダーの手を借りなんとか装着。申し訳ない。これでやっと歩きやすくなった。

    少し晴れ間もみえたが。次第に雲行きが怪しくなり雪と風が強くなる。バラクラバからはみ出た髪の毛が濡れて凍り、まるで小枝のようにカチカチと額に当たる。

    烏帽子山に着いた時はすでに昼を過ぎていた。リーダーの判断でここまでで下山。

    比婆山には登頂しなかったが存分に雪山の美しさを堪能できた。外の気温はマイナスで寒かったが、共に山行してくれた皆の優しさに心温まる一日だった。

    【ヒヤリハット報告】

    特になし

    出雲烏帽子山頂