山楽山学クラブ12月例会<播磨アルプス>

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    【日程】2023年12月23日

    【行程】鹿鳴神社登山口8:30—9:55鷹ノ巣山10:00—10:50長尾奥山—11:10高御位山11:30—12:20長尾登山口—12:45鹿鳴神社大鳥居

    【参加者】10名

    【登山概況】 例会担当 (K.O)

    天気予報は21日から週末にかけて「10年に一度の大寒波と低温・・・」の大荒れの予報であったが、瀬戸内側は影響が少ないと判断し実施することにした。が、移動日の22日早朝は路面凍結も懸念されるので集合時間を1時間遅らせることにした。

    23日はお天気に恵まれて風も無く晴天のなか、兵庫県内でも眺望と岩峰の稜線歩きが楽しめる播磨アルプス縦走路を歩いた。

    登山口の鹿嶋神社大鳥居脇の駐車場は登山者も利用出来て、駐車場入口にはトイレもあるので登山の集合場所には便利な駐車場だ。

    鹿嶋神社の本殿に安全登山を祈願して境内の登山口から害獣柵を抜け、稜線に向けて登ると展望台と百閒岩の大きな岩盤が現れ、滑らないよう注意しながら登っていく。

    登山道は岩の多い登山道になるが多くの登山者と行き交う。大半が稜線歩きで岩場も適度にあって360度ビュー、景観もすごく良い。出発してから3時間、高御位山山頂に着く。

    祠脇の岩を登ると反対側は切れ落ちた断崖で、その先には高砂市の街並みや明石海峡大橋、播磨灘、淡路島が見える。軽めの昼食を摂り長尾登山口に向け岩の斜面を下りて行く。 

    鹿嶋神社駐車場まで帰り、参道のお店でよもぎ餅を頂いて帰路についた。

    標高300mほどの低山ながら、岩稜の高度感と変化のある稜線歩きが楽しめた山行であった。

    【感想】 (T.K)

    移動日は冷えて雪が降り、白くなっていて、道路状況を考慮し一時間遅らせ出発。

    しかし、出掛ける時の広島の天気が嘘のように日中は晴天に恵まれる。

    一日目は姫路城見学。いつも間近で広島城を見ているが、スケールが違う。お堀、石垣の遥か遠くに真っ白な天守閣が見える。雄大。六階建て、内部の構造、大きな石を積み重ねた石垣。昔の人の偉大さを感じ、初めて見る姫路城に感動しました。

    二日目は高御位山山行。読むのもむつかしい漢字の山。(高御座は日本の天皇の玉座)

    標高は229.7mの低山だが、登山口は市街地に近いところにあり、登山者も多く人気の山のようだ。

    鹿嶋神社の境内の参道を抜け本殿へ。参拝。いよいよ登山開始。いきなり階段の登りが続く。登山道は岩稜帯の急登、急坂を繰り返し歩く。ずっと360度も眺望。途中、別所奥山付近から遠くに姫路城が見え、改めて雄大さを感じる。頂上では多くの登山者で賑わっている。山頂は巨岩の上で、クライミングできる岩もあるようだ。

    遠くに霞むが淡路島に掛かる淡路大橋が見える。地形図には三角点があるが見つからず、皆さんがGPSで神社の陰に埋もれているのを見つける。

    トイレは環境に配慮したバイオトイレが設置されている。

    下山も岩稜帯がずっと続くので、滑らないよう慎重に気をつけ脚に力が入る。

    下山後、振り返ると歩いた山が一望できる小さな低山だが、岩稜帯で歩き応えのある山だった。

    天候に恵まれ、初めての姫路城と高御位山。事前の調査、計画をして下さり、宿泊では二食付きでゆっくり休め、皆さんと歓談でき色々な話を聞き楽しく過ごしました。

    コロナ禍で山行も思うように出来なかった時期もありましたが、今年最後に記憶に残る山行になりました。

    展望台と後方は百閒岩、高御位山の岩場

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