備中 アルパインユースクラブ 10月例会

    【日程】2023年10月14日~15日

    【行程】

    10月 14日(土)

      ・フリークライミング … リバーパーク

      ・宿泊 … クライマーズハウスくろどり(ユース5名、シニア4名宿泊 交流会)

    10月 15日(日)

      ・フリークライミング … 長屋坂

    【参加者】:10名

     

    【登山概況】 例会担当リーダー( F)

     うだるような暑さが過ぎ去り、朝晩の冷え込みから秋の訪れを感じ始めたころ、アルパインユースTさんからクラブ例会の企画を仰せつかった。個人的にも今夏は山行から遠のき、フリークライミングにも久しく取り組めていなかったため、備中フリークライミングを計画した。

    計画途中、アルパインシニアも同日備中入りするとの情報があり、せっかくならシニア・ユースとの交流会を兼ねたクラブ例会として企画することに。

     14日はリバーパークに滞在。初エリアであったが、比較的登りやすいグレードが多く、リバーパークに訪れたことのあるシニアの方々にルートをご紹介いただきながら、三倉や天応の花崗岩とは異なる石灰岩の岩質に緊張感を持って、外岩の感覚を思い出しながらクライミングを楽しんだ。

    他メンバーも久しぶりでロープの結び方から思い出している方、何度も同じ課題に挑戦している方など、思い思いのクライミングを行っている様子だった。

    また、リバーパークはエリアとしてあまり大きなゲレンデではなかったため、参加者が集団で固まっていたことで会話を持てる機会が多かったのも良かった。

     初日のクライミングを終え、夜はシニアとユース交流会を開催。夕方17時ころから開始、途中Oさんも岳連イベントから駆けつけ、鍋をひっくり返すハプニングがありながらも、気付けば夜更け過ぎまで交流会は続いた。

     15日シニアは福山蔵王へ向かうため、早朝くろどりで別れることに。代わりに、前日仕事で参加出来なかった奥迫さんが合流、朝ご飯をみんなで食した後、2日目の目的地である長屋坂へと向かった。

    長屋坂には我々が一番乗りであったが、続々と他パーティーが到着するなど、フリークライミングのシーズンインを感じさせるようだった。長屋坂には以前も来たことがあったが、トライしていない5.11c(ねこだまし)をNさんと取り組むことにした。この課題は前半ガバが続くが、最終クリップ直前に核心が存在する課題で、2人でムーブを考えながら、それぞれのムーブを作り上げた。

    あとはRP狙いを残すのみだが、自身は核心までにヨレてしまい当日RPは叶わなかった。

    一方でNさんはムーブを作り上げ、最後のトライにかけて温存していた。最終トライはみんなが見守る中、前半は緊張感が見られた登りであったが、核心部はムーブが自動化されており無事RP。素晴らしい登りで、2日間のクラブ例会を終えることが出来た

     今回の山行を通して、久しぶりに仲間に会って山行を行うことの楽しさを思い返した。また、これまではユースメンバーだけの山行だったが、シニアの方とも山行を通して繋がりをもてることは非常に良かった。

    今後も機会あれば、シニア 及び他グループ山行にも参加させていただきながら交流を深めていきたい。

    <14日:リバーパーク>

     ・5.7 ジンベイ、5.10a モスガーデン、5.10c 日だまり、5.11b レスケープ他

    <15日:長屋坂>

     ・5.9 ザグ、5.9 プラナン1/10、5.10b 壁の散歩道、5.10d TTハイスクール

    5.11aスプリング、5.11c ねこだまし他

     

     

    【ヒヤリハット報告】

     15日長屋坂にて登攀者:N、ビレイヤー:Fにてトライ中、登攀者が終了点にロープをかけ

    クイックドロー回収中、ビレイヤーが片手ビレイとなりながら降下させていたところ、手からロープが

    すっぽ抜ける事態となり、あわや登攀者をグランドさせる寸前で制動動作がとれ参事を免れた。

    グランド回避となり、登攀者に怪我はなかったが、怪我に繋がってもおかしくない事象であった。

    (反省点)ビレイは必ず両手操作にて執り行う。