山楽山学クラブ6月例会<長門峡金郷渓猿渓瀑布>

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    【日程】2023年6月17日

    【行程】長門峡林道駐車場9:55—10:40下降分岐点10:45—11:35猿渓瀑布11:40—12:00探勝路二か所目手彫り洞門12:20—12:25猿渓瀑布14:35—15:25下降分岐点—16:45長門峡林道駐車場

    【参加者】14名

    【登山概況】 例会担当リーダー(O)

    6月日帰り例会は山口県最後の秘滝と言われる「長門峡金郷渓猿渓瀑布」の探勝でした。

    長門峡林道駐車場からは緩やかに下る林道歩きですが、猿渓瀑布に至る山道は標高差220mの急斜面で岩場もあり、慎重に下ります。 全般的にロープが張られており、大いに活用させていただいた。

    目的地の猿渓瀑布は中国山地ではお目にかかれない様な圧倒的な様相を呈していた。

    降雨後であればとても近づけない滝だが、今日は水量も少なく希望者の方にはヘルメット、ハーネス、沢シューズ等を装備してもらい、上部からロープで確保しつつシャワークライミングを体験してもらった。

    また、渓流沿いの探勝路も洞窟、梯子、ロープ等変化に富んでおり楽しんで頂いたようだ。

    帰路は暑さと疲れで体調不良の方がおられたが仲間のサポートを得て回復。 無事駐車場に帰着。

    帰りの道沿いにある山口市宮野温泉で汗を流し解散した。

     

    【感想】 A

    長門峡は中国山地を源流として日本海へ注ぐ阿武川の上流一帯の渓谷の総称であり、「21世紀に残したい日本の自然100選の一つです。

    長門峡駅付近から蔵目喜川出合周辺までの峡谷12kmと、阿武川支流の延長約2kmの生雲川渓谷の二つに分かれています。

    標高330m下降分岐点からいっきに標高110mまで急坂を下りるこの標高差をまず疑問に思いました。

    石英斑岩の浸食がこの渓谷を生み、両岸の断崖絶壁をなして荘厳な景観を作り出したそうです。

    そして崩れた探勝路について調べてみました。

    画家高島北海(1850~1931)が長門峡の景観を描き、その販売によって得た17600余円を建設費に充て探勝路を作ったそうです。

    1966年の大洪水で破壊された探勝路を、永井要明氏が危険個所への埋め込みボルト打ち込み・補助ロープや梯子・手製の案内板などを整備して下さり。この素晴らしい自然を見る事が出来ました。

    高島北海氏と永井要明氏に感謝しました

    今年初の沢遊びは歩いてきたアプローチシューズで入りました。フェルト底の沢靴より滑りやすい印象でしたが、こけたり四つん這いになって楽しませてもらいました。

    雨天後の増水した猿渓瀑布に圧倒されましたが、リーダー・サブリーダー・クラブ長にロープで確保していただき楽しく登りました。

    計画してくださったOさん、ビレして下さったYさん、Eさんありがとうございました。

     

    【ヒヤリハット報告】 なし

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