山楽山学クラブ4月例会<出雲北山>

    【日程】2023年4月9日

    【行程】金山谷駐車場6:05—7:10旅伏山7:20—9:10鼻高山9:25—10:10天ヶ峰10:25—10:30大黒山10:35—11:10万ヶ丸山11:35—12:05極楽山12:20—13:40弥山14:15—15:15出雲北山みせん広場駐車場15:40===15:50金山谷駐車場===16:00北山温泉

    【参加者】10名

    【登山概況】 例会担当リーダー( A )

    出雲北山縦走は距離12.7km・累計標高登り1160m下り1148m・所要時間9時間と予定した。

    島根半島・宍道湖中海ジオパーク島根半島エリアの一部であるこのコースは三種類の地質を含む。

    距離が長く、登り下りが多いこと、雨後に泥を含みあるいは石で滑りやすいのが特徴である。

    日の出5:46、日没18:36の間に、全員が安全に歩ききることを目標とした。

    夜明け前に宿を出発、日の出過ぎに金山谷駐車場から登山開始した。

    出雲北山東端の旅臥山は、前日迄の雨があがり展望が良い。南に八岐大蛇伝説の元となった斐伊川と斐川平野、北は高級海苔の産地である十六島湾・日本海が見渡せる。出雲風土記によると新羅との緊張が高まり、防衛体制強化目的に設置された5つの烽の一つとされ、跡が残るそうだが見つけられず。

    島根半島の最高峰である鼻高山は展望が良く人気の山であり、他の登山客が居られた。

    ここから体調不良の一名がSL付き添いでエスケープルートを無事に自力下山した。

    出雲北山には群を抜いて高い山は無く、以後は急登の繰り返しとなる。

    縦走路は地元ボランティアによって整備され、ピーク・分岐点での標識や手作りのベンチ、急登にロープを設置されていた。長い縦走路の整備の苦労を思い感謝しつつ歩を進めた。

    弥山山頂には出雲御山神社が祀られ、眼下に弓なりに延びる大社湾と斐川平野、南に中国山地を望み、この展望を見て長い縦走路を歩いてきた達成感を得られた。斐川平野は三瓶火山の噴火物による砂礫や「鉄穴流し」による大量の排土の流出で形成されており、弥山からの三瓶山を含む展望は斐川平野形成の歴史を感じさせた。

    滑落や大きな怪我に繋がる転倒は無く、全員下山し目標達成した。

     

    【感想】 (O)

    私は山楽山学クラブに入会して、初めて例会山行に参加させてもらいました。出雲大社の裏山に縦走路があるなんて知りませんでしたので、凄く興味を持ちました。皆様の下調べや地元育ちの方々のおかげで、日御碕や出雲大社、地元の方ならではのとっておきを案内してもらいました。

    山行当日は、天気予報では風が強そうで心配でしたが、思っていたほど強くなく快晴の青空の下、13.7km 9時間25分(私のスマホ)、出雲平野を一望しながら気持ちよく歩くことが出来ました。これからも、体力維持し例会参加して行きたいと思います。皆さまよろしくお願いします。

    【ヒヤリハット報告】 特記無し。