山楽山学クラブ交流登山<臥龍山>

    【日程】2023年2月11日

    【行程】A班 高原の自然館8:50—10:20下山道への分岐10:40—11:00一般登山道へ合流—12:00臥龍山山頂12:35—13:00一般登山道の分岐—13:30下山道の分岐—14:05千町原登山口14:15—14:50高原の自然館

    B班 高原の自然館9:10—9:45千町原登山口9:55—11:00分岐(960m付近)—11:50掛頭山縦走路分岐—12:25臥龍山山頂13:05—分岐(960m付近)—高原の自然館15:00

    【参加者】27名

    【登山概況】 例会担当リーダー(E )

     以前、仲間と高原の自然館横の尾根より取り付き臥龍山へ登頂し、自然館横の尾根と千町原からの尾根の分岐を千町原登山口まで下り、周廻したことがあった。

    夏山登山道手前で堂々とした山毛欅の古木・巨木群に逢い、圧倒され感動した。

    登山道は無く、無雪期にはなかなか歩けないコースで、地図読みをしながら歩くのには面白いルートである。

    皆さんに紹介したいと思っていた。

     今回交流登山として案内したところ28名(当日は27名)の参加を頂いた。山楽以外8名参加された。

    27名の多人数であるので、より雪を楽しむために2班に分けて交差縦走とした。

    往路A班は高原の自然館横尾根から、B班は千丁原登山口より954P尾根を目指した。

    幸い積雪も適度にあり(50~70㎝)、また雪も締まっておりワカン・スノシューをつけてサクサク歩けた。

    A班、B班とも尾根合流点まで地図を確認しながら先頭を交替し雪山歩きを楽しんだ。

    お天気も良く風もなく最高のスノートレッキングになった。

    合流点からは2班同じコースで臥龍山頂を目指した。山頂でのお昼は青空の中で気持ち良かった。

    頂上からの広い尾根の下りは、夏道合流点まで各自自由にトレースの無いところ降りてもらった。

    これも雪山の醍醐味である。

    復路はお互いのトレースを利用してスムーズに歩け、ほぼ予定通りの時間に下山出来た。

    参加者同士お互いに協力し、カバーしあい、有意義な交流登山になったと思う。

    同じ広島支部の仲間として、今後もっと他クラブとの交流があればと願っています。

    よろしくお願いいたします。

    【感想】 ゆうゆうクラブ(K)

    この季節に、これ以上ない、という好天に恵まれ、頼もしい皆さまとご一緒に雪の臥龍山を歩くことがかないました。2023年2月11日は私にとって記念すべき一日となりました。まずは心より感謝申し上げます。

    はじめての交流登山、はじめてのスノーシュー、久しぶりの雪山、久しぶりのやや重いザック、緊張のあまりちょっと寝不足…前夜に最終チェックした装備や荷物を朝、最終確認、天気図もながめ、いざ臥龍へ!!!今回の交流登山はABの2班、総勢27名の大所帯、私はBチーム。前日の降雪を期待していたが、ほぼ雪が降った様子はない。高原の自然館前を9時過ぎに出発、スノーシューの歩き方を教わりながら、曇り空のもと平坦な道をゆっくり進む。登山口からは地図を頼りに無雪期はやぶ漕ぎであろう尾根筋へ。雪質はざらついていたが、初スノーシューは快適。トップを交代しながらゆっくり進んだので途中までは軽快。傾斜が少しきつくなり、歩くペースも少し早くなったような気がして、しばらくすると息切れ気味に。パーティもややばらけてきたので、自分のペースで歩いたが、途中、スノーシューのベルトが緩んだり、転んだりしたのをリーダーや他の方にずいぶん助けてもらった。スノーシューで転んだ時の起き上がり方をYouTubeなどで学習したつもりだったが、現実は誰かの手を借りないと起き上がれなかった。12時20分過ぎ、ついにピークへ到着。先に到着していたAチームの皆さんの温かい拍手と『お疲れ!頑張ったね!』の声を聞いて、ほっとして涙が出そうだった。13時過ぎに下山開始。分岐までは各自のペースで下山とのことで、スノーシューでの降り方のコツを教えてもらいながら、踏み跡のない雪の上をグングン下りてゆく。スノーシュー、下りはさらに軽快!と、思っていたところ、深い穴を踏みぬいて膝上あたりまでスッポリ埋まってしまった。また手助けしていただいて、何とか抜け出す。計画より早い15時過ぎにスタート地点へ全員無事帰着。ほっとして、ぼーっとしてしまった。

    ご担当のEさん、素敵な計画をありがとうございました。山行にご参加の皆さま、大変お世話になり、ありがとうございました。次の雪山は、25周年の西中国山地分水嶺の初日あるいは最終日の参加を目指しています。今回の貴重な経験を次回に生かしたいと思います。他クラブとの交流の機会、広島支部としてもっと増えればいいですね。とても楽しかったです。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

    【ヒヤリハット報告】

      ほとんど下ったところでワカンの紐が切れた。事前の点検は重要。