ゆうゆうクラブ7月例会<馬糞ケ岳>

    【日程】2022年7月9日~2022年7月10日

    【行程】7/9 11:00長野山緑地公園—11:35鹿野分岐11:40—12:30徒渉—12:50赤滝13:15—15:30鹿野分岐—16:00長野山緑地公園

        7/10 8:10長野山緑地公園—8:20長野山三角点—8:20緑地公園—9:00ピーク1000m—11:00平瀬分岐—11]10馬糞ケ岳一等三角点11:40—11:55平瀬分岐—12:25ピーク932m—13:25鹿野分岐13:30—13:25鹿野分岐13:30—14:10長野山緑地公園

    【参加者】15名

    【登山概況】 7月9日 例会担当リーダー(N)  

     例会前日には世界を震撼させた安倍元総理が凶弾に命を奪われる大事件があり、広島は地域によってはレベル4の避難指示が出て決断を迫まれましたが、翌日の現地の天気予報を分析し、迷った末決行する事とした。

     山域は周南市鹿野町の標高約1000mの長野山緑地公園(バンガロー、キャンプ場)をベースに9日は赤滝のピストン、翌10日は馬糞(ばふん)が岳(たけ)(一等三角点)のピストンをしました。

     赤滝分岐までは所々に本州南限のブナを見ながら、また長い階段を喘ぎながら、適度の休憩を取りながら到達。分岐から赤滝までの約1.3㎞、標高差250mは何か所もの急で段高の階段が続き、膝や大腿部が悲鳴を上げている。この階段を登り返さなければと思うと身震いがした。後で知ったが魔の2000段と言うらしい。

     赤い橋のところにある滝は赤滝でなく、三の滝といい、赤滝はそこからまだ急な階段を登ったところに『赤滝』と名板があった。木々でよく見えないが、何段もの赤みがかった岩肌(赤鉄鉱含む)を勢いよく流れているので赤滝と名付けられたようだ。集合写真を撮って皆気合を入れてスタート。上を見ないように、ただ黙々と、階段を一段一段歩くがついに両足の大腿四頭筋が攣り立つのも苦痛、しゃがむことも出来ないもどかしさ、みんなに助けてもらいながらほぼ倍の時間がかかってキャンプ地に到着。すでに先に帰着した仲間にテントを張ってもらっていたので有難かった。天空のCaféでの外食組は13名、テント食の2名は豪華な焼肉とは言い難かったが、焚き火台で焼くものは何でも美味しいし、集まってくれた仲間との何でもない話が筋肉痛の痛みを忘れさせてくれたし、研修棟での宮石さんの涙ぐましい努力で作られた歌詞で歌った唱歌と、たたら製鉄の話に拍手、拍手で一日が終わった。しかし、ブヨ、ブトの多さには閉口した。       

     7月10日 (報告者 Y)

    翌日は霧の朝だったが、天空のカフェで朝食、弁当の準備もできたころには日が差してきた。

    前日長野山の山頂へ行かなかったA班が長野山展望台、三角点を確認後、今度はB班を先頭に出発した。体調不良の二人は途中で待つか引き返すか判断するということでスタートした。

    昨日と同じ階段のルートをゆっくり歩く。鹿野分岐を過ぎ30分ほど歩いたところで二人は20分ほど休んで、行けるところまで行くか、引き返すか判断するという。携帯の電波はつながらないので、帰路にここにいなければキャンプ場へ戻ったと判断します、と言うことで別れた(結果は安全優先で引き返した)。

    次の平瀬分岐までピークがいくつもあり、思った以上にハードな行程だった。馬糞ケ岳山頂では先に到着していたB班とともに昼食、写真撮影もできた。

    帰路は同じルートを引き返す。風もなく展望もない樹林帯をひたすら歩く。春であれば木陰の整備された登山道に花もあっただろうが、この時期は花もほとんどない。きのこを2種見ただけだった。累積標高1350mとなった。久しぶりの宿泊山行ということで、二日間十分に楽しんだ。