ユースクラブ 11月例会<雪彦山地蔵岳 東陵>

    【日程】2019年11月17日

    【行程】

     17日 7:30東屋付近の登山口7:50~8:40東陵取付き9:05~9:30 1P~9:55 2P~10:30 3P~11:05 4P~11:30 5P

                    ~12:05 6P~13:00 7P~13:40地蔵岳頂上14:25~15:35登山口

    【参加者】12名

    【登山概況】 例会担当リーダー( D.I )
     雪彦山東稜ノーマルルート左端。ロープ組、順序、H.T-T.E-N.Y。D.I-M.H。Y.O-T.M-T.K。
    折からの晴天と紅葉で取り付きには凄まじい数のクライマーが押し寄せた。岩は前夜の雨が乾き、快晴である。我々はそれでも出発は早い方で多くの熱い視線を感じながらのクライミングとなった。
    1P目-Ⅲ級。左端ルートは小さなホールドのスラブの様なフェイス。階段状の正面ルートより少し難しい。丁寧にスタンスに立ち込み、足を上げていくと傾斜が緩くなり、終了点となる。
    2P目-Ⅱ→Ⅲ+。そのまま左のカンテ沿いに左上していく。レッジ下の核心は手強いが、落ち着いて細かなホールドを頼りにいけば大丈夫。
    3P目-Ⅲ。右に右上してリッジに至る。渋滞のためピッチを切る。
    4P目-Ⅲ。チムニー下まで繋げる。簡単だが、岩は脆い。
    5P目-Ⅲ+。ほぼ垂直なチムニー。左肩から入り、右足と背中を押して体をあげる。2mほどあがると、チムニーから出て凹角登りになる。ガバが豊富にある。その後、コンテで45mほどブッシュを進み、馬の背に至る。
    6P目-Ⅲ。支点はないがガバで落ち着いて行けば大丈夫。ただし高度感はある。遭難碑に無事を感謝し終了点まで。その後、コンテで10mほど進む。
    7P目-Ⅲ。頂上に抜けるフェイス。右下がりのトラバースはガバはあるが、ムーブを知らないと苦戦する。直上し、最後に足を信じて立ち込むと視界が開け、頂上となる。
    感想
    多くのクライマーが押し寄せ、後ろから同じボルトにランナーを取ろうとする者、ロープを上から交差させるなど、マナーに欠けるクライマーがいて、嫌な気分となった。しかし、頂上での仲間のピコピコハンマーによる歓迎を受け、疲れは吹っ飛び、全員の無事の登攀と紅葉に感謝した。これからも切磋琢磨して、お互いを、高めていきたいと思った。

    【ヒヤリハット報告】
    後続の別グループのパーティーが自分たちのパーティーを追い抜いたところで自分たちが使用している中間支点にヌンチャクをかけさせてくれと言ってくる。追い抜かれる前にボルトの余りがない事実を伝えるべきだった。

    【写真】