ユースクラブ5月例会 <由布岳、八面山>

【日程】2017年5月20日(土)~21日(日)
【行程】
20日 八面山上部エリアクライミング
21日(由布岳登山班)正面登山口-マタエ-西峰-お鉢巡り-東峰-マタエ-正面登山口
(クライミング班)八面山中部エリアクライミング
【参加者】安松崇、古川雅之、村上友香、大田由孝、田村貴代子、田邊皇紀、池本喜浩、井上紀江、津戸浩介、森戸隆男、江角知子
【登山概況】 例会担当リーダー(安松 崇)
<20日> 八面山上部エリアクライミング
岩場までのアプローチは、終点の駐車場から10分くらいと近い。下界は5月とは思えぬ暑さであったが、ゲレンデは午前中日陰で涼しく、快適に楽しめた。
オンサイトを虎視眈々と狙う者や、リベンジ果たしに来た者、はたまた、中々降ろしてもらえず、何度もチャレンジしている者、各々のレベルに合わせたクライミングを行った。
(取り付いたルート)
・カプチーノ.9
・鯉の滝登り.9 (ボルト10本で持久力がいるが、達成感あり)
・フレンド.10b (最後のクラックが難しい)
・シティーライン.10c
・耶馬美人?.10a (あまり登られていない様子、終了点が少し不安)
・登ってドッコイ.10b
下山後は、別府鉄輪温泉に移動し、明日への英気を養うため、温泉巡りと地獄蒸し料理を堪能する。
<21日>は由布岳登山班と八面山クライミング班に分かれ行動した。
[由布岳登山班]
マタエまでは、快適なハイキングコース。新緑と風が気持ち良い。
西峰へは障子戸の鎖場。高さがあり、慎重に通過する。西峰に到着し昼休憩とする。
お鉢巡りは、西峰から鞍部への下りが今回の核心部か。土の急斜面で何度も転けそうになる。鞍部からは、岩が乾いてる限りは簡単な岩稜歩きであった。
[八面山中部エリアクライミング班](報告:井上 紀江)
①さくら?キラキラ?.10a井上、古川
(どちらかわかりませんが一本)
②七つの子.10a井上、古川
③船頭小唄.10d井上、池本
(チョンボ棒を使いながら終了点まで)
9時過ぎにアプローチ地点、13時には下山開始しました。
【感想】
初日の八面山クライミングでは5~10ピンのルートを3本登った。フレンド(5.10b)の核心部は上部の幅狭なクラック。ハンドジャムをしようとしてもずり落ちて全く登れず。練習用に持ってきていたカムを使うと綺麗に決まって楽々登ることができた。道具1つでこうも楽に登れるようになるのかと驚いた。クライミングを練習するのと並行して道具の使い方もしっかり学んでいきたい。
クライミング後は鉄輪温泉・陽光荘で疲労回復。陽光荘では常設されている蒸し器で蒸し料理。調理手間が少ないうえに体に優しい味で、長時間かけて山ほど食べることができた。周辺の山域に来る際は何としてでも再訪したい。
由布岳のお鉢巡りでは岩稜・ザレ場歩きが多かった。マタエから西峰に向かう途中にあるカニのヨコバイはかなりの高度感。ロープレスだったので少し怖かったが、前日にクライミングをしていたことが功を奏してか、余裕をもってホールド・スタンスを探すことができ、難なく抜けることができた。
天候に恵まれた2日間で、大分の山を堪能することができ、大満足でした。(田邊 皇紀)
【ヒヤリハット報告】
・八面山 上部エリア 鯉の滝登り(5.9)
終了点間際でルート外の草付きに触れたところ、すぐ上にあった拳大の石が動いた。落石の恐れがあった。草付きを触るときは周辺を充分観察すること、ビレイ中・待機中にかかわらずクライミング中は上部から目を離してはならない、と認識した。石は回収。(田邊 皇紀)