アルパインユース6月例会<西中国山地 十方山 ウラオレ谷(沢登り)>

    【日程】2025年6月11日
    【行程】        到着  出発

    那須林道終点駐車場  9:10 9:30

    道路カーブ      9:30 9:35

    ナメ滝       11:00 11:30

    3つ滝1段目     12:00 12:30

    3つ滝2段目     12:30 13:30

    3つ滝3段目     14:00 14:15

    登山道       14:25 14:30

    那須林道終点駐車場 15:30

    【参加者】5名

     

    【登山概況】例会担当リーダー(T・A)

    今回の例会は、初心者の方でも、参加しやすい沢登り山行にしたかったので、ウラオレ谷を選びました。私自身も初めてユースで連れていっていただいた沢が、ウラオレ谷でした。ナメ滝があり登攀滝ありプール?もあって、とてもバリーションに富んでいて私の好きな沢の1つでもあります。前日に大雨が降ったが、当日の大田川上流のライブカメラを見ると増水はしてない様子だったので決行する事に。那須林道終点の駐車場で、準備を済ませて出発。昨年、熊の目撃情報があったので、念の為、入渓時にホイッスルを鳴らした。初心者の方に、沢での歩き方、滑りやすい箇所などを説明して進む。入渓後は積極的に水に入っていってもらった。標高700mあたりまでは単調な沢歩きが続く。途中、プールがあったので、クールダウンを兼ねて、度胸試しに飛び込んで遊ぶ。見た目大した事はなさそうだが、いざ飛び込み台に立つと足がすくむ。標高800m付近からゴウロ沢になり、巨岩がゴロゴロする厳つい渓相になってくる。そこから少し行くと、ウラオレ名物のナメ滝が出てきた。ここでナメ滝を見ながら小休止。このあたりから天気が快晴になってきて日光が気持ち良い。階段状の滝はフリーで簡単に登れるがヌメヌメで滑りやすいので注意しながら登った。3つ滝の経験者がリードして初心者の方には中間で登ってもらった。3段目の滝は時間の関係で左岸を巻いて通過した。出渓後は道がついている。私が初めてウラオレ谷に行った数年前は道がついていなかったので、出渓後は読図をしながら、登山道に合流するまで藪をこいだ記憶がある。最後までアドベンチャーチックで楽しかったが、今は手軽に登山道と合流できる。苦労身がなく少し物足りない感はあるが、あらためて素晴らしい沢だと実感した。

     

    【感想】

    (I)6月例会のウラオレ谷の沢登りに参加しました。当日は曇り時々雨で、前日も結構雨が降ったので増水が心配されましたが、何とか決行出来ました。現地入りしてみると、思ったより増水してなく、良かったです。自身3回目の沢登りで、ウラオレは初めて行く為、楽しみで堪りませんでした。那須集落から少し上がった所から入渓し、滝の上から脱渓して、登山道を通り戻りました。水は未だ少し冷たく感じました。登っているとそこまで冷たく感じませんでしたが、止まって休憩すると寒かったです。ジェット湯沸し器を持参しているメンバーがおり、お昼御飯は皆で楽しくカップラーメンを食べました。私は山の中でカップラーメンを食べるのは初めてで、その美味しさに驚きました。そして、温かいコーヒーを飲みながら見事な滝を眺め、とても贅沢な一時を過ごせました。道中、滝でロープを出す事もあり、実践しながら結び方や、器具の使用方法を先輩に教えて頂き、大変勉強になりました。沢は新緑の季節で、途中少し日が射すと綺麗で、鳥が囀ずり魚も泳いでおり大自然の中に身を置く素晴しさを満喫出来て良かったです。企画や準備して頂いた皆様、一緒に楽しんだ仲間達のお陰で、とても楽しい沢登りが出来感謝しています。ありがとうございました。

     

    (T)ウラオレで初めての沢登りでした。昨年赤ナメラで初めて沢登りを経験しましたが、今回はロープワークを初めて経験した沢登りだったので、すごく貴重な経験でした。他の皆さんと比べて、ペースが遅くなりがちでしたが、皆さんに優しくフォローしていただいたおかげで下山まで付いていくことができました。また当日は行動食のつもりでいたので、お湯を沸かしていただき、カップラーメンやコーヒーもいただくことができて、午後に向けてエネルギーチャージをすることができました。今回の経験を通して、ステップアップできるように頑張りたいです。ありがとうございました。

     

    【ヒヤリハット報告】

    3つ滝の1段目の登攀時に、Iさんに中間に入ってもらった。マイクロトラクションをセットして、Nさんが点検、ロープの位置を確認したが、カラビナを掛けておらず、脱落防止のヒモだけで繋がっている状態だった。直前でYさんが気付いて修正。Yさんによるダブルチェックのおかげで、ヒヤリハットで済んで良かった。Nさんがマイクロトラクションの取り扱いに不慣れだった事もあるが、教訓は、まず使う本人が使用方法を理解しておく事、そして初心者に対してはできればマンツーマンでサポートした方が良いと感じた。誰であれミスは起きるので、皆でチェックし合うことが大切だと感じた。

    ロープを出して慎重に登る
    お湯を沸かしてカップラーメンやコーヒーでエネルギーチャージ