アルパインユースクラブ11月例会<六甲全山縦走>

    【日程】2024年11月8日 (金)

    【行程】須磨浦公園4:17-6:40須磨アルプス馬の背-8:11高取山-10:22菊水山-12:36市ヶ原-14:12摩耶山-17:42六甲最高峰-20:31塩尾寺-21:18宝塚駅

    【参加者】3名

    【登山概況】リーダー(Y)

    天気は晴れ。暑くも寒くもなく絶好の全縦日和。朝4時、真っ暗な中のスタート。夜景を楽しみながら、序盤快調に須磨の山々を越えていく。

    須磨アルプス馬の背…ようやく夜が明ける。岩肌の荒々しさと、都市の町並みとが織りなす不思議な風景だ。
    鷹取山…山頂に神社や茶屋あり。街のすぐ裏山が登山基地。神戸市民が羨ましい。

    菊水山への上り。あと数kmで山頂の標識からなかなかたどりつかない。みな疲れが見え始める。

    菊水山…港町神戸を一望でき、疲れもちょっと吹き飛ぶ。

    市ヶ原から摩耶山への登り。出だし道を間違う。標識を頼りにせず、ちゃんと地図をみるべきだった。というか登山道が縦横無尽にありすぎる。ここから摩耶山まで標高差450mの登り返しが正念場。

    摩耶山…日本三大夜景のスポット。神戸に加え、大阪方面、生駒山まで見える、景色に見とれ、しばし休憩モードに入る。
    六甲最高峰…ちょうど日没。100万ドルの夜景を目に焼き付ける。

    下山路~宝塚…日が暮れて、最後の正念場。足がガクガク辛抱どころ。徐々に街の喧騒が近づいて来て、長かった行程もあと少し。

    宝塚…完歩しました!

    距離43.2km、獲得標高2799m。ハードな行程でしたが無事完歩。
    Tさんは途中まで16kgを歩荷(水を捨ててからも10kgはあった)
    Iさんは10km以上歩いたことがなかったとのことですが、記録大幅更新!
    景色も変化に富み、夜景は素晴らしく、エスケープもたくさんあり、途中で補給もでき、アプローチも良い。体は満身創痍ですが、ロングトレイル入門に本当に良いコースでした。

    【感想】(I)

    先日は、六甲全山縦走に参加しました。
    当日は天気良く絶好の行楽日和でした。
    正直10キロ以上歩くのは初めてで、完走出来るか不安がありました。
    実際に歩いてみると、山道だけじゃ無くて、舗装道路や住宅街もあり、変化に富んだ道程でした。
    縦走途中何個も山があり、登り下りの連続できつく、かなりハードでした。
    距離も長く、時間もかかり、暗闇スタートの暗闇ゴールでした。
    しかし、3人で行動した為、怖さや不安は特に無くて、むしろ楽しかったです。
    綺麗な夜景を観て、無事宝塚駅に到着した時は、ほっとしました。
    帰りの電車でかなりの駅数あり、結構な距離を歩いた実感が湧きました。
    帰り途中、3人でラーメンを食べて、温泉に入り疲れを癒しました。
    家に到着する頃には、夜が明けており、充実感と共に疲れがどっと出ました。
    無事完走出来たのは、先輩2人のお陰で、感謝しています。
    私自身、山岳部に入って初の山登りでしたが、思い出に残りました。

    【ヒヤリハット報告】

    腰痛を我慢して登っていたが、最後の最後、塩尾寺手前で爆発寸前に。最後はちょぼちょぼ歩きでなんとか、下山できましたが、その後2日間は寝たきりでした。やりきる心も大事ですが、途中で諦めることも大事。判断が難しかったです。反省。
    (六甲縦走は途中でエスケープできる場所がたくさんありますが、六甲最高峰から塩尾寺までの約9kmはエスケーブ場所がない)