山楽山学クラブ4月例会<中野山>

    【日時】2023年4月29日

    【行程】焼山公園駐車場8:45—9:25宮ヶ迫山9:30—10:10中野山山頂手前の尾根11:30—11:50中野山12:30—13:10西小屋山—14:20焼山公園駐車場

    【参加者】16名

    【登山概況】 例会担当リーダー( U)

     中野山(580m)は絵下山の南東に位置し、地形図上に名前はありません。山頂は「破れ岩」と呼ばれる十文字に割れたような花崗岩の巨岩で構成されています。南側は屹立し、晴れていれば、西から南が開けて天狗城山、烏帽子岩山、灰が峰などを望むことができます。

     焼山公園に集合しました。駐車場は広くて、たくさんの車を駐車することができます。

     登山口からは宮が迫山(358.7m)を目指します。当日は細かな雨模様のスタートでした。樹林帯の中を歩くので,雨はあまり気になりませんでしたが、全員雨具を身につけました。宮が迫山まではアップダウンはありますが、新緑の中を気持ち良く登りました。

     沢カフエに下りたら、第1尾根を登ります。山頂までは急登と巨岩の間を縫って進みます。雨のため、ぬれているので足元に気を付けて登りました。

     ロープワークは竜山(486.9m)の頂上辺りで行おうと計画していましたが、途中、雨が小止みになったので、中野山の中腹より少し登った辺りでロープワーク講習をしました。ロープワークの内容は、簡易ハーネスの作り方、基本的なロープと結び方の練習、フイックスロープの張り方と通過です。アドバイザーの方を囲んで5つのグループに分かれ講習を受けました。繰り返しの練習が大切と思いました。

     中野山の破れ岩の上で昼食を取り、竜山、西小屋山、宮が迫山を経由して、焼山公園に戻ってきました。

     天気予報では、昼過ぎから大雨の予報だったので、少し急いで下山しました。

     16人と人数が多かったのですが、全員無事に下山することができました。ロープワークの際にはアドバイザーの方の分かりやすい助言で講習をすることができました。皆様、ありがとうございました。

    【感想】担当:N

    自宅を出た時点では降っていなかった雨が、集合場所の焼山公園ではすでに降っていた。雨が止むことを祈りながら、登山口から緩やかな斜面を歩いていく。ふと上を見上げると、雨に洗われた木々の葉の、新緑の薄緑から濃い緑までの鮮やかな色彩が降り注ぐ。そのグラデュエーションの美しさにしばし心を奪われる。雨の日には雨の日なりの楽しみ方があるものだ。急斜面を少し登った中野山直下の岩場で、小雨降る中のロープワーク。既習の結び方がおぼろげながら蘇ってくる。何度も教えて下さる先輩方に申し訳なさと感謝の気持ちを抱えつつ練習。大岩の上での昼食後、竜山まで縦走、濡れ葉の滑りやすい道を注意しながら無事下山。ロープワークの反復練習の必要性を痛感しながら帰路に就く。充実した時間を過ごすことのできた貴重な山行だった。

    【ヒヤリハット報告】 特記無し。

     

     

    ロープワークの様子