山楽山学クラブ、個人山行<堂ヶ森、石鎚山>

【日程】2025年6月27日~29日
【行程】27日:12:50 保井野登山口 – 17:30 堂ヶ森 – 18:00愛媛大堂ヶ森避難小屋 (1泊)
28日:06:50堂ヶ森避難小屋 08:20 二ノ森 -9:30西冠 11:00 弥山 11:10天狗岳 12:45西冠
14:00ニノ森 14:30鞍瀬の頭 15:40堂ヶ森避難小屋
29日:5:50堂ヶ森避難小屋 9:00保井野登山口
【参加者】4名
【登山概況】リーダー(T.Y)
石鎚山への登路の中で、最も好きな堂ヶ森~二ノ森~西ノ冠岳~石鎚山コースを歩いた。
このルートは、冬期には二ノ森から西冠への通過にえらく苦労するが、無雪期には、問題となる箇所は無い。日本アルプスにも劣らないダイナミックな景観が続く。
堂ヶ森を越えると、愛媛大学(愛大)の避難小屋があり、ここを前進基地として利用できる。今回、3泊4日での縦走(石鎚山~瓶ヶ森~笹ヶ峰~大永山トンネル)予定が、石鎚山ピストンに変わり、贅沢にも2泊させてもらった。
小屋は四国シラベの森にひっそりと佇み、訪れる人も少なく、静謐な時間を享受出来る。愛媛県内に三カ所有る愛大小屋には本当に感謝しかない。山楽山学の仲間と、面河渓の遡行や皿ヶ嶺縦走の際にも、それぞれの愛大小屋を利用させてもらった。
さて、縦走の話に戻ると、今般の山行は北アルプス縦走を目論んで企画したものだが、残念ながら当初の目的は果たせなかった。今後、各々が軽量化と暑さ対策に真剣に取り組むことが必要だ。
【感想】(S.N)
気温上昇で暑い熱中症対策が必要。ペットボトルの水を凍らせて広島を出発する。登山口でザックの重さを測る。3泊4日分の食料を分担する。
登山道を上って行く。林の中なので日陰になり、時々風も吹く。だんだん急登になり登山道がわかり難い所もあった。先頭が見える範囲でついて行った。保井野と堂が森の分岐まで来ると笹で日陰になる木が無い。堂ヶ森までの道は分かりやすく眺望も良好だ。愛媛大学堂ヶ森避難小屋に到着。小屋は整備されてきれいだ。バイオトイレで水場もすぐ近くにある。1泊500円。
2日目は調子の上がらないメンバーがいたので、残り3人で石鎚山まで行き、引き返すことになった。今日も暑くなる。膝上の笹をついて歩く。陰になる木もない。ひたすら歩いて二ノ森に着く。遠くに石鎚山が見える。1866m地点で迷いそうな場所があった。ひたすら進むと、反対側から見る石鎚山が険しくそびえ立っている。やっと鉄の階段の場所に出た。もう直ぐ山頂だ。いつもと違うルートで来た。喜びと嬉しさで感激!
石鎚山看板の前に立つと暑さで疲れが出た。もう同じルートを引き返したくない。進んだ方が楽になるような気がした。食料も小屋に置いている。引き返すしかない。また2人の後を追うように遅れながら歩く。歩いても歩いても小屋に近づかない。1人が1889mのピークを目指して登っている。私はエスケープルートの楽な道を歩く。みんな暑さでバテバテの様だが小屋までもう少し。みかん果汁100%のグミが美味しい。やっと、愛大小屋に辿り着く。暑さで行動食のおむすびも食べられなかった。到着後の小屋の外での沢の水とおこげスープが美味しかった。
3日目、保井野登山口に向けて出発する。涼しい内に下りる。急下り坂は苦手。遅れて保井野駐車場に着く。全ルートは行けなかったけど、行ったことのないルートが歩けて良かった。
本来の目的は長距離の歩荷訓練で、長い距離を歩くには軽量化をしないといけない。自分の体力でどれくらい歩けるか考えないといけない山行でした。
【ヒヤリハット報告】
なし
【写真】




