山楽山学クラブ12月例会<呉市火山八十八ヶ所巡り>
【日程】2023年12月2日
【行程】桂浜温泉館駐車場9:00—9:32一番所—9:43四番所—9:32展望所9:40—10:45王子峰—11:33倉橋グランド—11:39火山登山口11:40—12:14展望岩12:35—12:51火山山頂13:20—13:42火山展望駐車場13:46–14:42火山遊歩道入口—15:07八十八番所—15:37火山登山口—15:40桂浜温泉駐車場
【参加者】8名
【登山概況】 例会担当:M.Y
火山の山行と言えば温泉館から火山山頂をピストンするのが一般的である。今回は江戸期に作られた八十八ヶ所霊場(地蔵菩薩)を1番から順番に88番まで巡る山行を計画した。
桂ヶ浜温泉館西側駐車場を出発、街中を歩き1番霊場石原観音堂から八十八ヶ所巡りを開始。4番から登山道となり、倉橋グラウンドまでは快適な尾根道がある。倉橋グラウンドから宇和木峠に下ると火山山頂までは急な登りが始まる。息を切らせて登ると山頂手前の岩のテラス着(昼食)。テラスから少し進むと60番の山頂に着く。山頂で記念撮影後一般的なコースを下り、80番を過ぎると駐車場脇の火山登山口に着く。ここで疲れが出た1名を残し、次の登山口に向かう。登山口からは登山者の少ない登りとなり二つ目の80番が出てくる。分岐を過ぎ、荒れた道を下るとゲートが出てくるのでゲートを空け中に入る。中には88番と88体の菩薩地蔵が祀られている。88番から2か所の金網のゲートを通ると白華寺の境内に出る。白華寺は1059年頃に始まった真言宗御室派の寺院で御本尊は広島県の重要文化財に指定されている「十一面観音菩薩」である。白華寺からは道路を歩き駐車場まで戻る。駐車場付近で待機していた1名と合流。天気にも恵まれ異常なく山行を終了した。
ジオグラフィカによる記録は、距離:10.6㎞、記録時間:6時間40分であった。
この度の山行は、歴史とロマンの倉橋・火山八十八ヶ所を巡るコース。御利益があり絶景ポイントも多く、秋から春にかけての「陽だまり登山」にもってこいの山であった。次回は温泉を組み入れて訪れたいものである。
【感想】 担当:Y.O
山行当日は小春日和という言葉がぴったりの天気でした。瀬戸の海は太陽に照らされ光り輝き、温かい日差しとしまなみの景色は心と体を開放してくれました。
さすが地元山本さんのチョイス、石仏八十八カ所を巡る楽しいコースでした。ネットで調べてもルート詳細はなく、ふもとの石仏探しは難しそうです。今回は山本さんにリードされての巡りだったので難なく歩けました。桂浜・温泉館前駐車場には、八十八カ所の大まかな案内板がありますので参考にすると良いでしょう。個人的には繁栄の歴史を感じさせる麓の家並みを歩けたのも気に入っています。心身が縮こまりがちな初冬に感動を共有できる友と歩けて、参加皆様有難うございました。
【ヒヤリハット報告】
特になし。