山楽山学クラブ9月例会<南アルプス・鳳凰三山>
【日程】2023年9月17日~2023年9月18日
【行程】9/17 青木鉱泉6:20—10:25白糸の滝—11:25五色の滝11:40—12:45鳳凰小屋
9/18 鳳凰小屋6:00—7:00地蔵岳(オベリスク)7:15—10:00薬師岳10:10—11:15御座石11:30—15:45青木鉱泉
【参加者】4名
【登山概況】 例会担当リーダー(Y)
17日06:20青木鉱泉発。ドントコ沢コースを鳳凰小屋に向かう。渡渉個所4か所と川原の通過があったが水量は少なく問題なく通過できた。この間には4つの滝があり、時間の関係から最上部の「五色の滝」のみ近くまで下りて見物した。コース上に岩場、崩れた斜面のトラバースの通過があったが慎重に通過した。鳳凰小屋手前の川原歩きはテープ・赤ペイントのマーキングを良く確認する必要がある。12:45鳳凰小屋着。登りに思ったほど時間がかからず、小屋でゆっくりすることが出来た。夕方のテント場は隙間なくテントが張られていた。17日のジオグラフィカ記録、距離6.6㎞、時間6時間25分、累計標高(+)1,560m、累計標高(-)270m
18日06:00鳳凰小屋発。出発後、前行者と踏み跡に導かれルートを少し外れる。樹林帯を抜けると砂礫の急登。慎重に登り、07:00地蔵岳オベリスクの下に到着。地蔵岳から薬師岳までは岩場の稜線歩き。危険なところは無いが慎重に歩く。観音岳付近からガスが出始める。10:00薬師岳到着時にはガスで近くの北岳が見えなくなっていた。10:10薬師岳から中道コースを青木鉱泉に向かう。急な長い下りの始まり。樹林帯の中を下る。11:15御座石で弁当休憩。数グループが休んでいた。11:30出発。休憩を挟みながらひたすら下る。14:40中道入口着。車数台駐車可能な空き地あり。林道歩きが始まる。青木鉱泉の管理人から川を飛び石で渡渉すれば近道が出来るとのことであったが、水量が多く渡渉をあきらめ林道を歩く。15:45青木鉱泉着。18日のジオグラフィカ記録、距離11.7㎞、時間9時間45分、累計標高(+)990m、累計標高(-)2,280m
《所感》
9月の宿泊例会は、年間計画では栂海新道であったが日程的に難しいところがあり、鳳凰三山に変更した山行であった。コースは、ヤマケイガイドブックによるグレード:中級、技術度:1、体力度:3と記されていたとおり、技術的に難しいところは無かったが、体力的にはキツイところがあった。
鳳凰三山は人気の山だけに多くの登山者に出会った。1日で周回するトレランの若者、単独行の男女、数人のパーティー、小学生を連れた親子。私たちは3泊4日の余裕ある行動であったが、それでも二日目の長い下りでは足に痛みを感じ、ここ数か月の運動不足を痛感した山行であった。
【感想】O
まず、鳳凰三山の名前に魅力を感じ、行ってみたくなりましたが、自分に山行に参加できる力があるのだろうかと思いました。リーダーさんが作成された計画書ルートをカシミールでとり、平地4km/hでグラフを作成しました。
鳳凰三山グラフ結果と8月例会雨飾山・妙高参加データを鑑みて、ほぼリーダーさんの計画時間内で歩けるだろうと思い例会山行に加えてもらおうと思いました。
標高の高い山に登れるように、9月に入り3回白木山に練習登山に行きました。
ネットで登山ルートの情報を得たり、現地のスーパーやガソリンスタンド、道路情報も気にかけました。
行きは西条を6時出発して、食料品を買って青木鉱泉に着いたのは17時30分でした。
帰路は北斗市の宿を8時30分出発して、赤穂近くの尼子トンネル火災事故のため下道迂回で西条に19時30分でした。長距離ドライブでしたが3人が交代しながら安全運転を心がけました。
初日はドンドコ沢沿いをひたすら登ります。急斜面をトラバース気味に登ったり、岩場があったりと緊張と筋力を使いました。渡渉が4回ほどあり雨が降ると水量が増え、岩が濡れて危険になると感じました。途中大きな滝が3本あり、疲れを癒してくれました。
鳳凰小屋の夕食は、手作りカレーで御替わり自由でした。宿もテント場もほぼいっぱいでした。朝3時頃に起きて地蔵岳から日の出を見る人たちが宿泊者の半分くらいいました。
私たちは朝食を食べて6時半出発。地蔵岳分岐では雲海から富士山の頭がのぞいていました。縦走しながら甲斐駒ヶ岳や北岳の眺望をまた高山の可憐な花とも出会いました。小屋の人から10時頃になると霧が上ると聞いていましたが9時半頃に薬師ヶ岳に着いた頃から雲が上昇をはじめいつの間にか霧が登ってきました。薬師岳から1700mひたすら下りますので、足の疲労もだんだん増してきます。足の置き場に注意して歩行に集中して怪我のないように歩きました。今年は山楽山学クラブのお仲間に入れて頂いて、素晴らしい経験をさせてもらいました。
【ヒヤリハット報告】
特になし。