【日程】

　2023年5月3日(水)～5日(金)

【行程】

　3日(水)

　広島==立山駅9:50==室堂11:20～12:20雷鳥沢CS

 4日(木)

　竜王山東尾根Gr：雷鳥沢CS4:45～一6:20ノ越～7:05東尾根取付き～13:35竜王岳

　～15:00一ノ越～16:10雷鳥沢CS

　立山三山Gr：雷鳥沢CS4:50～8:30雄山～10:00富士ノ折立～12:50剱御前小舎

　～14:40雷鳥沢CS

【参加者】：6名

 

【登山概況】　例会担当リーダー( Ｍ.Ｔ )

出発前は天気予報がいまいち芳しくなかったが、天気によっては計画を組み替えることにして予定通り決行することにした。

5月3日

　朝6時前に立山駅に到着。道中の高速道路のパーキングはほとんど満車状態だった。駅前の駐車場はほぼ満車の状態。駅前にはアルペンルートの当日券を買い求める人々がすでに200人程度並んでいる。ゴールデンウイークのいつもの光景だが最近はネットでの予約販売がほとんどで当日券は600人分程度しかないらしいのでドキドキものだ。近くにいた係の人に聞いたら8時50分以降の便なら十分買えるとのことであったのでひとまず安心。朝食、トイレ、装備の準備、今日の行動時間、遅れて出発しているＩ号車の到着時刻などを考慮しても10時ごろに乗車できれば十分である。

　11時頃室堂に到着。雪は例年よりかなり少ないようだ。登山届を出しに行って話を聞くと奥大日の稜線は這松が出ているようだ。昼過ぎには雷鳥沢CSに到着。一泊1人/1,000円。例年よりテントは少ないように感じた。

　Ｓ君は剣御前の小屋まで登りに行く。ほかのメンバーは夜中の運転の疲労から昼寝を決め込んだ。

天気予報は5月4日は晴天、5月5日は曇りで夜から雨。予定を組み替えて５月4日はＭ、Ｔ、Ｙの３名で龍王岳東尾根、Ｉ、Ｔ、Ｓは一ノ越から立山縦走（Ｓは雄山から一ノ越経由で室堂下山）5月5日は奥大日とし昼には撤収し、下山することにする。

5月4日（Ｍ、Ｔ、Ｙ　チーム）

　快晴、朝4：45スタート、一ノ越まで約1時間30分ほどかかった。登攀道具が重たい。一ノ越から右にトラバース気味に龍王岳東尾根の基部に下る。適当なところから尾根に上がる。龍王岳東尾根の取付きと思しき所に7時頃着。登攀準備を行い7時20分登攀開始。Ｍ、Ｙ、Ｔの順でロープにつながりツルベで登った。ルートは這松帯の中の岩という感じ。雪はほとんど消えているので夏と変わらない様子。アイゼン、ピッケルも手袋も要らない感じだが、一応そのつもりで来ているのでフル装備で登り始める。傾斜は緩い。5pロープを延ばしたところでガイドのパーティー3人組が追い越して行った。ここでロープをたたむ。少し這松の中を登ると岩稜となり、小さな岩を巻きながら歩く。その上は二段の雪壁。傾斜は結構急。雪が悪い時はロープを出す必要があるだろう。スノーバー位は必要だったかもしれない。

　13時30分龍王岳頂上。下の方でのんびりしすぎた。頂上に着いた時は結構達成感があった。Ｙさんはアルパインルートは初めての経験だったが、よくついてきてくれた。Ｔさんは自分でルートを見極めながらリードしてくれたので見ていて安心感があった。

　16時頃、雷鳥沢CSに帰り着いた時には疲れ果て、何もやる気が起きなかった。暑かったせいで少し脱水気味。Ｉチームに明日は朝から下山しようかと話したら同意してくれたので、5月5日は朝から下山と決まった。夜は持ってきた食材をできる限り消費することに専念。腹いっぱいになって早々に寝た。

(Ｉ、Ｔ、Ｓ　チーム)

龍王チームに少し遅れて出発。荷物は軽いはずなのにしんどい。一ノ越までも何度も立ち止まりながら歩く。年齢？、高度障害？、　Ｓさんは重い荷物を背負っても元気だ。若さ。　雄山までもゆっくりと歩く。雄山から一ノ越方面を見ると何人も登るのが見え、下山するのが嫌になり、下山コースに問題点もなかったので、Ｓさんに一人で一ノ越方面に下山してもらい、Ｉ、Ｔは三山縦走に切り替える。

雄山から下り始めるが最初の下りが少し状態が悪く、Ｔさんビビる。富士ノ折立まではバテながらなんとか進む。富士ノ折立からの下りが夏道は雪の急斜面で通れず、岩屑帯を下るが落石を発生しそうで怖い。Ｔさんビビる。ここから稜線には、雪がない所が結構あった。別山乗越からは雪面の下りで元気なら飛ばして下山できるのだが、ヨレヨレの状態で雷鳥沢のテント場に帰る。雷鳥沢ヒュッテの温泉に入り、乾杯して本日の行動終了。(Ｉ.Ｋ)

5月5日

起きてみると快晴。よく眠ったので何処か登って帰ろうかとも考えたが、奥大日は這松の藪漕ぎを強いられそうなので行く気にはならなかった。結局、昨日決めた通り撤収、下山。立山駅に９時過ぎに到着。ここでＩ、Ｔ組と解散する。

吉峰温泉で一風呂浴びて、「キトキト寿司」で昼食を摂った後、帰路に就いた。

【ヒヤリハット報告】

特にありません。

【写真】

以上