山楽山学クラブ7月例会<白山>
【日程】2021年7月24日~28日
【行程】7/24 山陽道河内IC7:35===13:40北陸道白山IC15:30===中宮温泉駐車場17:00===18:20市ノ瀬野営場
7/25 市ノ瀬ビジターセンター7:40—7:55別当出合登山口8:10—9:00砂防新道—11:20甚之助避難小屋11:25—12:40南竜道・エコーライン14:10—14:10弥陀ヶ原・五葉坂15:00—15:00白山室堂センター
7/26 白山御前前神社3:50—4:30白山御前峰5:20—6:30中宮道・ヒルバオ雪渓8:10—10:00中宮道・北弥陀原10:50—14:45ゴマ平避難小屋
7/27 ゴマ平避難小屋5:30—7:45滝ケ岳—9:15シナノキ避難小屋9:20—12:55清浄坂—15:00中宮温泉くろゆり荘
7/28 中宮温泉8:00===9:00白川郷12:00===20:00広島
【参加者】10名
【登山概況・感想】 例会担当リーダー
今回は、白山にある登山道の中でも雪渓もあり、高山植物に恵まれた花の楽園を通りゴマ平小屋経由で中宮温泉に至る全長20Kmのロングコースである、中宮道縦走をメインにした山行を行いました。
1日目は、河内ICで集合し北陸道白山ICで降り、中宮温泉に車をデポして一ノ瀬野営場にてテント泊。
2日目朝 白山市よりの到着バス(8:00)前に別当出会いへ向け7:40分発のシャトルバス乗車。
登山者少なく前日の雨も止み最高の登山日和の中登山開始、階段状の急登が始まるが、まだ余裕で登る。
中飯場、甚之助避難小屋と良く整備されたトイレもあり、水場の水も冷たくて美味しくテンション上がる。
南竜道・エコーラインを花を見ながら登る。とても眺望が良く、中級卒業の5月に別山より雪の中を白山へ登ったルートが目の前に見え感動してしまった。弥陀ヶ原では高山植物の花咲く中よく整備された木道歩きを楽しんだ。室堂センターへの最後の登りは少しきつかったが、一気に登った。白山室堂・御前荘泊。
3日目は、白山御前峰での御来光を楽しみに3:50出発。神社の神官に登山道で先をゆずり、4:30御前峰着、久しぶりに見るご来光とてもすがすがしい気分で、これからの山行の安全を祈る。
朝もやの中、急な岩場の下りを降り朝食の弁当を食べる。ここから小さい雪渓が出てきた、大汝峰横を通り中宮道へ快適な山道歩きを1時間位楽しむとヒルバオ雪渓が出てくる、思ったより小さい感じだが何か所も雪渓があり、雪渓を下らないよう気を付けて渡る。雪渓を過ぎると あたり一面にクロユリを始め様々な高山植物が競う様に咲き乱れている真っただ中に出た、看板は倒れているが「お花松原」の看板あり、小休止して みんなで花の写真撮影タイム。ここが花の白山の中心部だと実感!
お花松原に未練を残しながら先を進むと次は地塘とロックガーデンが混在する北弥陀ヶ原である。
草原地帯には地塘が点在し様々な高山植物が咲き乱れていた。静けさは一層増し振り返れば剣が峰や大汝峰の展望が素晴らしい。うぐいす平に着いた、今日の宿泊予定のゴマ平避難小屋までは3.7kmの看板アリ、地図を見るとアップダウンを繰り返しながら下って行く 下りに注意しながら三俣峠を過ぎるとゴマ避難小屋の屋根が見えてきた。今日の宿泊場所である ホットするも小屋手前の急坂にあしを取られないよう注意しながら到着である。写真タイムも多く取ったが10時間以上の山行だった。小屋は2階建でまだ新しく水場も近く快適だった。
4日目は、午後から雨予報だったので早く出たかったが、急な斜面の下りが予想されたので、少し足元が確認できる明るさを考え5:30避難小屋を出発した。予想通り急な斜面を斜めに下る細い山道に注意しながら歩いた、また岩場の尾根歩きもあり 途中より小雨も降り雨具を着用したり脱いだりで中宮温泉到着が15:00だった。この間中宮道で出会った人は、お花松原へ室堂から写真撮りに来られた1人だけだった。
事前の調べでは、中宮道は白山への一般登山道の認識だったが けっこうマニアックな中宮道でした。
中宮温泉:宿泊は中宮温泉には4軒の宿がありますが、今回は「湯宿くろゆり」へ宿泊しました。
源泉かけ流しで、アットホームな宿で宿主の話を聞きながら食事が魅力です。中でも私たちが歩いた中宮道20km+他の白山の登山道40kmの整備を一人でされてクマに出会った話等、感動でした。
10月になったら直径30cmの天然マイタケの群生があるのでぜひ食べに来てくださいとの事でした(笑)
8月10日からは、一ノ瀬への送迎サービスも始められたみたいです。(ホームページで要確認。)今回は、中宮温泉へ車をデポして一ノ瀬登山口まで行きましたが、送迎サービスお願いすれば、小人数でいろんな登山ルートの計画が可能かと思います。霊峰白山、中宮道+素敵なメンバーと最高な山行でした。