山楽山学クラブ11月例会<行者山・傘山>
【日程】2020年11月1日
【行程】JR玖波駅7:50—8:00山陽道高架下8:05—8:10西山社—9:00行者山山頂—9:15玖波槍—9:55傘山東登山口—11:25傘山山頂12:00—13:40展望台13:55—14:25山陽道高架下14:45—15:00
【参加者】18名
【登山概況】 例会担当リーダー
前日や当日に雨になったら急遽コースの短縮や変更も考えないといけないと思っていたが、幸い心配は皆無(晴れ後曇り予報)の絶好とも言える天候で臨めた。
今回、JR玖波駅からメープルヒル病院横の高架をくぐっての行者山・傘山の周回コース。行者山へは石鎚神社から鎖場を横目に眺めながらのコース一般的で、また傘山から周回せずに、河平連山方面の松ヶ原からアクセスする方法もあったようだ。例会担当者の私が‘この周回コースなら分かります(某登山教室で2回歩くので)’と例会初担当リーダーを引き受けた結果による。錦竜の滝への立ち寄りコースは8月から土砂崩れで立ち入り禁止になって不可。残暑期に下見に出向いた時から日が短くなるので下山時刻の遅れを懸念し、集合時間を1時間早め、憩いの森~展望台への立ち寄り部分をカットして計画した。
参加者18名と大パーティーで半数ずつ2班に分かれて歩き始める。
登山リーダー・サブリーダーは岩国メンバーを中心に諸先輩にお願いした。ペース配分よく存分に役割を果たして頂いて順調な山行に導かれた。
寒さ対策をして来た人が大半だったが、予想に反し陽当たり良好の登山道は登り始めると暑いくらい、うっすら汗が滲む。半袖でもよかったかと思った。気温は17℃。衣服調整をする。
高度を稼ぐと瀬戸内海と大竹市街地の展望が見えた。行者堂に立ち寄る。ここは玖波駅からも確認されていた建物だ。隣に見える経小屋山へ道路を隔てて縦走も出来ると聞いたが7時間かかるらしい。
行者山の鎖場を興味津々に眺めた。輪っかの鎖の下がる長い鎖場は修行の場で一般者は禁止。
行者山を下り、道路を隔て向こう側にある傘山の西登山口に着きコンクリートの階段から上り始める。
登山道を登って行くと「傘山八景」が現れ始めた。歩き初めて一汗出て来たところで展望のよい「一息岩」で小休止。その先も「桃割岩」、細い尾根道に岩場が続く「岩廊下」立派な樫の木「御主樫」、平たい岩の重なりの「鬼舌岩」、広いテラスになっている「天狗の踊り場」と表示の箇所を見て楽しむ。
傘山山頂に看板のある「大竹山の会」の方々のお陰だろう、山域は登山道は草刈りがされていて下見時よりも歩き易くなっている。標識もリボンも増えていた。この日我々も大人数で歩いて登山道をさらに踏み固められた。
傘山東峰は展望のよい「極楽岩」が広がっていて河平連山・三倉岳・瓦小屋山・・・も見える。
下山道の標識の方向に向かって下山を開始した。瀬戸見の松。瀬戸内海を背景に岩の上に形よい松の木が立っている。
尾根ルート・谷ルート分岐では予定通りに距離の短い谷ルートを下る。晴天も続き、少し水の流れを渡った。東登山口に出ると車道を下って、行者山から下ってきた分岐に向かった。この分岐を下山は憩いの森方向へ進むと展望台の分岐が現れる。予定より1時間早いので、希望者(15名)は展望台へ立ち寄ることに。緩いアップダウンを7分ばかり歩くとコンクリートの東屋が見え、更にその先の海方向が展望台だった。大竹の埋め立て工業地帯が広がり「ゆめタウン・エディオンの看板」が目に止まる正面に宮島、手前側に大竹市・和木町の遠方に岩国方面がうっすら見える。この角度から見下ろせる展望が素晴らしい。
高架下でB班の到着を待っても予定より40分早い下山となり、ここで解散とした。
このルートを歩くなら暑い時期は避けて、気候のよい空気の澄んだ日が最適と感じた。
展望や談笑を楽しみながら、沿面距離10キロ+αの里山歩きが無事に終えられました。
参加された方々全員のご協力、サポートに感謝申し上げます。またご一緒しましょう。
【感想】
晴天に恵まれJR玖波より10km(累計高度2976m)6時間の行程を初秋の風を受けながら西山登山口をスタートし、行者山の名に相応しく岩峰、クサリ場を見ながら頂上を目指し整備された山道を落ち葉を踏みしめ歩きました。頂上(313m)からの眺望は東北に経小屋(596m)南西に忠四郎 (604m)北方に傘山(649m)を望みました。傘山までの山道も歩きやすく頂上からの眺望も南西に高鉢(608m)北方に河平連山(554m)北西に瓦小屋(669m)三倉(701m)を望み昼食を頂きました。下山は495m分岐より谷コースを南下し憩いの森経由で西山登山口へ下山しました。大竹周辺の山々を望みながらの楽しい例会になりました。