山楽山学クラブ12月例会<盛太ヶ岳、安蔵寺山>

    【日程】2019年12月14日~15日

    【行程】12/14 9:30ローソン六日市店集合===10:15盛太ヶ岳登山口10:30—11:35展望地11:45—12:30盛太ヶ岳山頂13:05—13:40展望地13:50—14:30盛太ヶ岳登山口

        12/15 滑床登山口8:15—903ピーク9:10—9:45香仙原9:55—950コル10:50—12:05展望地12:55—13:05安蔵寺山13:10—13:30安蔵寺山北峰—1191ピーク14:15—14:40安蔵寺トンネル登山口

    【参加者】15名

     

    【登山概況】

     早朝有志でコウヤマキ自然林と同巨樹を見学。次に秘密のスポット「沢田の大杉」を堪能。

    盛太ケ岳は,別名吉賀富士と称され,なだらかな麓から徐々に盛った,盛ったと急坂が現れる。最後にこれでもかというファンタスティックな急坂の笹藪を上がる。山頂は一変し穏やかな丘。木影から山々も見え癒される。濡れた下りの急坂は誰もお尻を汚さず,おみごと! 間欠泉の松乃湯で温まり,宿のなつめの里交流館へ。卓球で歓声が上がり,来年の山行計画に花が咲く。

     2日目,落葉した雑木林やブナのすき間から冬の日差しが気持ちいい。アップダウンを繰り返し,頂上までの急坂を息を切らして登る。中腹の展望岩は,取り付きが垂直でクライミングのできる方だけだ。快晴の展望地は格別で50分も滞在。パノラマ屏風のような山々を同定し,LINEで位置情報の送信練習をした。下山の北側登山道は巨木の森。なぜ,北側だけ巨木化しているのか?お化けのような枝ぶりで日が暮れると怖そうだ。最後に倒れたナラ太郎をねぎらう。当時の面影はないが,在りし日は幹回り4.4mの巨木に違いない。

     登山道も整備され,お勧めのコースである。時間どおり歩けたので,次は奥谷駐車場,燕岳まで足を延ばしたロングコースに挑みたい。

     なつめの里交流館は1人2620円の定額で何人からでも利用でき(最大20人程度),炊事設備,お風呂,体育館(卓球)まであり,よかった。他に同額のログハウスもあり,安蔵寺山には泊りがけをお勧めしたい。

     

    【感想】 

    二日間の山行は、早朝のコウヤマキ自然林観察会から始まった。山にこれほどたくさんのコウヤマキが自生しているのを見るのは初めて、幼樹もたくさん顔を出していた。樹齢600年の巨樹が鎮座していて、さすがに圧倒された。

    初日の山行は、先ずはこれから登る盛太ヶ岳を眺めてイメージしてから出発した。小雨模様で、ぬかるみでは滑らないように気をつけた。最近の山行で雨具を使うのは久しぶりだ。宿泊したなつめの里交流館は、廃校になった学校を改修したもので、体育館が残っていて、とても懐かしい気がした。

    翌日の安蔵寺山登山は、からりと晴れていたので周りの景色を見ながら歩いた。真っ赤なヤマシキミが綺麗だった。雨天の山行もいいけれど、やはり晴天のほうがよっぽどいい。展望地は広がる眺望があり、そこでの昼休憩は最高だった。下山口近くにあったナラ太郎が大きく倒れていたのは、ショックだったが、見ると根っこが浅くなっていた。今回は地図で地形を確認しながら登り、以前よりも山に積極的に臨めたように思う。

    この山行を計画して下さったリーダーの細やかな気配りのお陰で大変充実した、登山となった。