山楽山学クラブ3月例会<大山>

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    【日程】2019年3月16日~2019年3月17日

    【行程】

    3/16 庄原===13:55下山キャンプ場にてアイゼン歩行訓練とロープワーク

    3/17 下山キャンプ場6:15—8:46六合目避難小屋9:00—11:00山頂11:05—12:05六合目避難小屋12:20—13:55夏山登山道登山口—14:40大山ビジターセンター

    【参加者】8名

    【登山概況】            

    3月の宿泊例会は、オサカエ峠〜恐羅漢山迄の縦走を考えていました。

    しかし、積雪量が少なく、一部藪漕ぎとなると予想されるので、大山に転戦する事になりました。

    スノーシューの山から、今季始めてのアイゼンの山へ。

    六合目でアイゼンを装着し、風雪の中を高みを目指して登って行く。

    トレースは無く、昨夜からの新雪(20〜30㎝)でラッセルとなったり、アイゼンがしっかりと効く固い雪面が現れたりと変化を愉しむ。

    八合目辺りで後続を待ち、いよいよ頂上稜線へ。

    風雪は弱まるどころか、厳しく顔を叩き、目が開けられない状況。

    既にホワイトアウトの状況で、山頂小屋を探しながら一歩一歩、ピッケルを刺して慎重に歩く。

    後続の皆んなが心配で、撤退も有りかなと思いながら、コンパスだけが頼りの歩行。

    阿部さんと相談。「もう、十分冬山を堪能したよ」ということで、山頂を諦める。

    バックベアリングで、益々酷い状況の中、下山してゆく。

    八合目からの急斜面の下降が心配だったが、ザイルを出す事も無く、ゆっくりと六合の避難小屋まで降りる事が出来た。

    皆んなの満足なそうな顔を見て、良かったかなと安堵する。

    反省点は色々有りますが、特にアイゼンを装着しての急傾斜の下降がまだまだですね。

    経験をしっかりと積むしかありません。

    それから、落雷が近くで起きていた時、特にピッケルを瞬時に身体から離し、姿勢を低くする事。

    最後に、ホワイトアウトや厳しい風雪の経験をされ、雪山の厳しさを満喫出来た山行でした。

    【感想】 

    ・今回,大山の雪山登山でアイゼンを装着して登るということが,私にとってはとても不安でたまりませんでした。中級講座で途中で撤退した悔しい思いがあり,自分の力不足を感じていました。

     そのため土の上でアイゼンをはいて事前に練習しました。重いのでこれで歩けるだろうかと心配しました。

    三平山から見た大山に近づくにつれ,絶対に登るという思いがわいてきました。

    3合目あたりから,ツボ足でけりこんでもすべるので,6合目の避難小屋でアイゼンを装着した時は,けりこむと滑らないので,少しうれしくなりました。ピッケルをしっかり押し込み,一歩一歩進んでいきました。

    9合目あたりから,まわりがまったく見えないホワイトアウト状態になりました。眼鏡に雪がくっつくので,とても歩きにくかったです。前を歩いている人と少し離れると風と雪で踏み跡が見えなくなりました。メンバーと離れず歩くこと,声を掛け合うことが大切だと学びました。登る時足が滑ったら,前を歩いて下さったり,急な斜面の下りでは,足を置く位置を教えてくださったり,皆さんに助けていただきました。アイゼンの蹴りこみ方,ピッケルのさし方まだまだ課題がたくさんあります。

     1日目のロープワークでは,エイトノットとボーラインノットがすぐにできるようになることの必要性を学びました。練習します。安全に確実に支点をとることの大切さをていねいに教えていただきました。雪と吹雪で大変でしたが,意義深い登山になりました。ありがとうございました。

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