ユースクラブ7月例会 <寂地山系小五郎山・足谷峡>

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    【日程】2017年7月9日
    【行程】寂地案内所に集合~車で入渓場所まで移動~やながせはし付近から入渓~F12を過ぎ堰堤で遡行終了、林道から向峠へ下山

    【参加者】 松浦 朋宏、安松 崇、田邊 皇紀、勝田 直樹、森戸 隆男、堀 香織、古川 雅之、田中 明良
    【登山概況】 例会担当CL( 松浦 朋宏 )
    足谷峡は小五郎山の南東から山頂まで直接詰めれる沢で、山頂まで行ければとても満足度高い沢だが今回はユースクラブ、人数も多いので途中の林道までの遡行が目的だ。
    やながせ橋の近くに駐車して宇佐川へ入る、足谷峡出合まで平凡な河原歩き、途中で支流が一つあるので勘違いしないように、初めてであるのなら地図で確認した方がよい。
    多少増水はしているが深いところで腰のあたりの水深なので問題はない。
    足谷峡出合いから少し行くと釜をもつF1・2mがある、正面は水流で登れないので右岸から登るのだが、ホールドはわずか足の置きばもないのでショルダーで登ってもらい側壁沿いにトラバースして滝の落ち口の上へ、最後の人は側壁にハーケンを打ちスリングをかけて強引に上がる、スリングは回収ハーケンは残置。
    F2~F6は登攀不可能の滝が続くので高巻の繰り返しになる。
    F2は左岸の泥壁を登っていく、支点は立木からとる。
    ロープは長く牽くことになるのだがビレイヤーからはトップの様子は見えないし、滝の音で声は届かないので笛で合図しあう。
    登ったところから痩せ尾根にでて懸垂下降F3手前に降り立ち、次はF3横のガレ沢を登り林の中を進んでF6の上へ出る。
    F9は釜を持つ2mほどの滝で遊ぶのにちょうどいい、水流を逆らっての登りを楽しんだり、上から釜へ滑り降りたり笑いが出る。
    F10・3条の滝7m、松浦が中央をフリーで登り後続は腰がらみでビレイ、森戸が滝の右岸からジョブに出て木から支点を取りビレイを交代。
    F12・10m登れる滝ではあるが難しい、支点も取れるかは不明なので髙巻からロープを下してもらいトップロープで登る、まず滝に近づくのだが苔付の斜面を行くのが難しい、近づいてからは水飛沫を浴びながらの登攀。
    F12から植林された木が目立つ様になる、しばらく行くと堰堤で遡行終了。
    堰堤の上で装備を解き装備の汚れを沢で洗い流して靴を履き替える。
    堰堤からの作業道は明瞭で一般道まで迷いなくで出れる。

    (感想)
    今回の山行は中止かどうかとても悩ましい天気予報でした。
    決行の判断は前日の19時までに出すとしていたので毎日天気予報のチェック、三日前からは雨レダーで集水域の降雨量を確認などして宇佐川は大した増水はないだろうと判断して決行しました。
    とはいえ実際に川の様子を見るまでは不安で、入渓時には雨が降っていて長くは降らないと予想はしていたが過ぎるまでは結果分からない。
    終わってみれば時間はほぼ計画通り、天気もよくなり、なにより参加者からは楽しかったと言ってもらい有難かった。(松浦)

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