ユースクラブ8月例会 <寂地山系小五郎山・甲羅ヶ谷右俣>

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    【日程】2016年8月28日
    【行程】小五郎山鉱山ルート登山口~堰堤より入渓~遡行終了小五郎山鉱山ルートで下山~登山口

    【参加者】松浦、齋藤、池本、古川、森戸、東、岩切
    【登山概況】 例会担当CL( 松浦 朋宏 )
    寂地山系には遡行対象となる良質な沢が多くあるが、遡行されてるのは東側の沢ばかりで西側はあまされていないが、西側には登攀要素の強い沢が何本かありその中の一つが甲羅ヶ谷だ。
    今回は天気予報が悪く午後から雨が強くなるとのことで中止も考えたが、現地判断で結論を出すことにして決行した。
    鉱山ルート登山口駐車場から舗装された急な道を登って行き、登山口の看板がある脇の堰堤から入渓する。
    入渓後すぐに急なゴーロになる、1.5キロくらいの距離を500mは登る沢なのでどんどん高度を稼ぐ。
    F2の滝は正面からクラック沿いに登れるように見えたが無難に右岸のスラブから巻く事に斉藤がフリーで登り危なそうなのでロープを出し後続が続く、滝の上部では横から滝の正面に出るためにハーケンを打つが効きが悪かったので場所をずらして打ち直す。
    F3もロープを使用、クッラク沿い登れるが左側をカムで支点を取って登る、この時小さいが落石があり避ける
    F4~F8は簡単でロープも出さなければならない滝も巻いたので早く通過。
    F9 10m 斉藤がリードで、出だしはちょっと難しいが難なく登る、支点はハーケンで。
    F9を登るとすぐにF10の甲羅ヶ滝25m、この谷一番の景観、いや寂地山系では一番かもしれない滝の姿にウワーと声がもれる当初はリードで登るつもりであったが、出だしでハーケンを打ちたい場所にリスがあるも狭すぎて打てそうもなく、上部の様子も分からないのでトップロープで登ることに。
    左岸から髙巻、50mロープを2本繋いでセットして懸垂下降して登攀にチャレンジ、ホールドも沢山あり足場もしっかりとあるので面白い滝登りを楽しめた。
    F11~F14少し難しいFもあったが順調に通過、小雨も時々降ってるので黙々と登山道を目指す。
    登山道は沢を横に交差するようにあり、しっかり整備されていて鉱山ルートの説明看板もあってすぐに気付く、後はそのまま鉱山ルートから下山。


    【感想】
    しょっぱなから滝が続き、登りがいがある楽しいルートでした
    ラスボスの甲羅ケ滝が現れるとみんな思わず声が出る迫力!
    トップロープを張ってチャレンジ。怖い~と言いながらなんとか登れて満足満足。
    その後も登山道に出るまで小さい滝が続き、フリーで登るのが怖いとこが何ヶ所かあり、最後まで楽しめました。(東)

    去年の秋に下見をしてたのだが、短い距離の割に小刻みに滝が現れ面白い沢だと思って是非ユースでやりたいと計画しました。
    天気予報が悪く半ば強行ぎみで決行を決めたのですが、午後から大降りになるかもしれないのでオプションの鉱山跡見学は止めましたが、心配した天気も遡行には影響なく無事下山でき良かったです。
    心残りは勇気がでず甲羅ヶ滝をリードで登らなかったことかな。(松浦)


    【コースタイム】7:00 寂地峡観光案内所~7:30 小五郎山鉱山ルート登山口駐車場~7:50 最後の堰堤から入渓~7:58 F2(20m)~8:50 F3(20m)~9:15 二股~9:17 F9(10m)~10:00 F10(甲羅ヶ滝25m)~11:38 F13(7m)~12:00 登山道に合流~12:5 登山口駐車場

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