ユースクラブ7月例会 <北アルプス 明神岳~前穂高岳>

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    【日程】2016年7月16~17日
    【行程】上高地~明神岳5峰~1峰・前穂高岳縦走~岳沢~上高地

    【参加者】岩切大善、森戸隆男、古川雅之、椋本太造
    【登山概況】
    Sの字を横にしたような複雑な前線が日本の上に横たわって、3連休の天気はどうも悪いようである。小谷SAに予定通り4人集合後、山行計画取りやめも含めて会議を20分行った結果、初日は曇り二日目は昼過ぎから雨の予報を頼りに上高地に向け出発。ザック重量20kg~15kg
    初日:アカンダナ駐車場から一人当たり200円高いが時間を買うつもりでタクシーを利用。上高地着後、二泊目のテント等を日本山岳会上高地山岳研究所にデポしていただきまずは明神岳5峰のテント場をめざす。1時間で岳沢道No7の表示看板の分岐に到着。明神岳方面へは一般登山者がまよいこまないようにロープが張ってあった。そこからは急登のはじまり。30分に一度の休憩を挟みながら5峰のしたのテント場へ12時10分到着。当初はここでビバーク予定だったものの、翌日の天候を考慮しいけるところまで進むことに。これが結果として大正解だった。テント場を出発してからはハイマツを押し分けて進む。岩が多く歩きにくく5峰の下りで足を置いた岩が崩れ一瞬滑落をしそうになるもどうにか4峰・3峰と歩みを進める。ルートは足場は悪いもののロープなどは必要なかったです。2峰の先でラッペル2ピッチ。私は久しぶりのラッペルで緊張したものの無事クリアできました。本峰は2峰からすぐに登頂。下山したところでビバーク。当初は全員ツェルトの予定も古川さんが2人テントを持っていらっしゃったので3人はテント泊、私のみツェルト泊。ところが予報が変わり稜線上は強い風と雨にさらされ、ストックで立てたツェルトがいつ倒れるか不安なのと吹き込んでくる雨風が寒くて全く寝れずに朝を迎えてしまう。

    2日目:4時20分に起床し朝食を採り雨と強風の中スタート。本峰を下ると2箇所目のラッペル地点に到着。雨と風のなかのラッペルは不安だったけど難なくクリア。そこから前穂高岳までは岩稜歩き。ルートも比較的明瞭で一箇所わかりにくかった以外は危険な場所も特になく7時40分前穂高岳に登頂。風と雨があまりにひどいので即撤収。そこからの一般登山道の下山は私が想像してた以上に険しくこの下山が一番怖かったです。雨の中一般登山者も多かったのですが、スニーカーの人や100円均一で買ったようなカッパの人もいたりヘルメットをかぶってない人もいたりしてました。安全装備への啓蒙も必要だと感じました。(椋本太造、岩切大善)

    【コースタイム】
    《7/16》 6:20飛騨アカンダナ~6.:40上高地バスターミナル~7:07上高地山岳研究所~8:04岳沢No7分岐 ~12:58明神岳5峰頂上~15:10明神岳2峰懸垂下降場~15:55明神岳本峰頂上~16:17明神岳本峰頂上北側直下ビバーク場
    《7/17》 5:20ビバーク場~5:45奥明神沢コル・懸垂下降場~7:40前穂高山頂~9:49岳沢小屋~11:00岳沢No7分岐~11:45上高地山岳研究所~12:15上高地バスターミナル~12:45飛騨アカンダナP~23:00小谷SA

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