第1回全国安全登山実技指導講習会 冬山・雪崩対策講習会
【主催】公益社団法人 日本山岳会
【後援】独立行政法人日本スポーツ振興センター 国立登山研修所
【期日】2014年1月24日(金)~26日(日)
【広島支部からの参加】森戸 隆男、藤原 咲
【講習内容】
14:00演習地に移動して積雪深等の偵察。マーカー設置。
15:00撤収。本館へ移動。
16:00本館にて打ち合わせ会議。その後受け入れ準備。
2日目(1/25土): 08:40登山研修所に全員集合。
9:00 開会式(開会の辞、御挨拶、講師紹介、受講生自己紹介、施設利用説明、資料配布)
研修所周辺で2日間 甲グループA班(5名)、B班(5名)。乙グループC班(5名)、D班(5名)に分かれ、各班リーダーを決め、パーティーとして行動する。
9:30本館内で負傷者の梱包作業の演習。
10:00 本館より移動開始。演習地まで深い雪の中をハイクアップ。A・B班に講師1名
スタッフ2名。C・D班に講師1名スタッフ1名が同行。ビーコンチェックから開始。
地形観察、気象観察、積雪観察、積雪構造予測、積雪安定性/不安定性の評価。
(適宜昼食)
12:30 ピットチェックの説明、演習
14:00 雪崩捜索演習。
遭難者は2名。1名は半身埋没(スタッフ)、1名は完全埋没(ダミー)。両者ともに
ビーコン装着ありの想定。各班ごとに30分で出来る所まで。
警察への都度の通報、ビーコン捜索、プロ―ピング、掘り出し、完全埋没者はダミ
-が掘り出された時点でスタッフと入れ替え、救急手当、梱包まで。(できれば)
16:00終了・撤収。本館に移動。
16:30反省会
17:30入浴
18:30夕食
19:00懇親会
22:00消灯
3日目(1/26日)
5:30起床・朝食
6:30雪崩回避机上講習と演習
8:30本館出発。雪崩地形・地形の罠の解説。演習地へ。
9:10埋没者の掘り出し。講師・スタッフによる見本(V字コンベアーメソッド)、掘り出し後の搬送の為にスロープ状に掘って行く。その後各班ごとに掘り出し実戦(1.5m深さまで)
9:45掘り出した遭難者の搬出。講師による見本。ヒューマンチェーン、ツエルトでの引き出し。各班ごとに実施。
10:15ゾンディーレン。講師による説明、見本。その後2班での合同実践。
10:35雪崩捜索演習の「設定」説明。
行動中、先頭2名が雪崩に流されたという想定。1名はビーコン装着、1名は装置故障のため装着無しと設定。ビーコン無しのマネキンを50cm深、ビーコン付き
ダミ ーを1.5m~2m 深さに埋めておく。ダミーは全体が出た時点でスタッフと入れ替え。
掘り出し後の梱包、搬送は割愛する。(調整時間あり)
10:50甲グループ演習開始。この間乙グループは軽食(行動食)
11:20演習結果に基づいて合同ミーティング。
11:40乙グループ演習開始。この間甲グループは軽食(行動食)
12:10演習結果に基づいて合同ミーティング。
12:30終了・撤収。本館へ移動。
13:00班ごとにミーティング。全体まとめ。反省会。
14:00閉会式。(講師講評、参加者感想、御挨拶、閉会の辞)
15:00解散
写真提供:日本山岳会四国支部