ユースクラブ7月例会 <容谷峡遡行>

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    【日程】2016年7月31日
    【山域】寂地山系 容谷峡
    【行程】健康の村キャンプ場~F6大滝往復

    【参加者】CL松浦朋宏、SL安松崇、池本喜浩、勝田直樹、古川雅之、椋本太造
    【登山概況】 例会担当CL( 松浦 朋宏 )
    今回の山行は大滝で遊びながら若手に沢登りでの必要な技術を学んでもらおうと計画しました。
    場所は容谷峡、ポピュラーな浦石峡、上級者向けの足谷峡の間にあり地味な沢ですが、狭い場所で2m側壁が20m以上ある長く続くゴルジュが魅力の沢です。
    健康の村キャンプ場の裏は宇佐川が流れており、すぐそこが容谷峡の出合がある。
    入渓後しばらく単調な河原で、中国道の容谷橋を通過した辺りからV字のゴルジュ帯となる。
    この谷の核心はF3~F6までなのだが、初心者でも楽しめる適度な難しさで皆無難に通過して行く。
    そしてF6(20m)到着してから初めてロープを出す。
    今回一番経験の浅い田中に、一番簡単なフイックスのやり方を教え、リードで髙巻ルート登ってもらうことにした。
    田中がロープをフィックス後、松浦、安松が続いて登り、高巻ルートから大滝の落ち口まで行く。
    滝の落ち口では、下降用の支点選び、ロープのセット、ロープの投げ方教え実際にやってもらう。
    経験のある安松に先に降りてもらい、続いて田中、松浦は滝登り用のトップロープをセットしてから下降。
    下降後いよいよ滝登りでまずは左岸から、当目には登れそうに見えないが取りついてみればしっかり立てるしホールドも十分、残置ハーケンもあり以前から登られていたのだろう、慎重に行けば誰でも登れそうだ。
    続いて右岸壁、ホールドや足場に土や苔がありいちいち土を取り除き、コケを手袋で擦りながら登る、こちらは過去に登った人がいないかもしれないが、面白い滝登りでした。
    (感想)
    田中 明良
    今回の山行は中級だったので少し緊張はあったのですがF1~F5までは容易に登れ、また、ピストンで最後の藪漕ぎはしないという事だったので気持ちが楽だった。最後のF6では滝を登るにあたってトップロープの支点を作るためにまず遠巻きして登った。その時に松浦さんから支点の選び方や支点の作り方を教わったが持っていたギアが少なくギア不足が生じた。もう少し配分を考えて登るべきと感じた。遠巻きを終え、滝の上でロープを回収しやすい支点の設け方やザイルの投下の仕方・懸垂下降などを教わった。ただ単に支点を確保するだけでなくロープを回収しやすくする為にはどう設置したら良いかや、ザイルの投下方法も色々あることに驚きました。滝は右側と左側両方登った。右側は比較的容易に登れたが、左側は見た感じでは登れそうにはなく先行者のルート辿った為登る事ができた。
    今度登るときは、一番初めに立候補し自分でルートを決めてチャレンジしたいと思いました。今後は教えて頂くだけでなく自分で事前に学習し少しでも知識を身に付け臨んでいきたいです。
    安松 崇
    連日の猛威を振るう暑さの中、容谷峡は楽園でした。気持ちの良い水温、透き通った水、体が火照ると、淵へざぶん。雰囲気の良いゴルジュに、美しい滝。そして今回のボス滝F6の登場であります。パット見、自分に攻略できるのか不安です。まずは高巻きと、懸垂下降の練習。セットに少し時間が掛かってしまいましたので、無駄のない動きで、素早く確実にセットできるようになりたいものです。そして、トップロープで攀じ登ります。小さいスタンスに足がつるっと滑ってしまうのではないかと不安に感じ、一手一足慎重に動かします。少し手足が不安定なところは、意を決して登り、無事2本落ちないで登れたので、大変満足です。沢でゆっくり遊ぶのも悪くないですね。正に大人の水遊びでした。

    【コースタイム】7/31 8:30 寂地観光案内所~8:40 健康の村キャンプ場~9:10 中国自動車道容谷橋~9:50 F3~F5~10:05 F6(20m)~14:40 健康の村キャンプ場

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