ユースクラブ11月例会 <根子岳 熊本県>

    【日程】2014年11月22日~24日
    【場所】根子岳(熊本県)
    【ルート】大戸尾根登山口~東峰~縦走~西峰~日ノ尾峠~鍋の平キャンプ場(BC)

    【参加者】池本、松浦、東、江角、津戸、田邊
    11/23
    3:00鍋の平キャンプ場にて前泊組と当日移動組が合流。月が欠け満天の星が阿蘇の空に輝く。
    6:00起床。7:30大戸尾根登山口手前の駐車場に到着。先客は1組。阿蘇の外輪山から日が昇り、辺りが柔らかな暖色に包まれる。空は快晴、絶好の山日和。これから通る峰々を見上げながら登山口へ向かう。牛の放牧地に近いため、所々に糞が見られる。登山口には登山届提出箱と共に縦走の注意喚起を促す看板が見られる。放牧地帯を抜けて、急登な尾根道を辿り東峰へ。紅葉シーズンが過ぎ、落ち葉が多く足元が不安定。樹林帯を抜け後ろを振り返ると、一面に広がる雲海と遥かかなたに座する祖母山のシルエット。幻想的である。
    9:10 東峰到着。見晴らしが非常によい。360度のパノラマビュー。祖母山系・九重連山へ向かって広がるカルデラ地帯は雄大で、山が深い中四国地方ではなかなか味わうことができない。稜線を辿って進むとすぐにガレ場が出てきた。トラバースを試みるも岩がはがれやすく危険なため、一旦下降して南側を巻くことに。
    歩を進めるにつれて天狗峰のむき出しになった岩肌が迫ってくる。落差50mを超す断崖は非常に迫力がある。天狗の肩でエネルギー補給してハーネス装着。登攀開始。リードは津戸。天狗のコルを基点とする。ガバが多く、登りやすい。
    11:15 天狗峰登頂。相変わらず天候は良好で遠くまで展望できる。山頂から少し下り、25mの懸垂下降。稜線を歩き、
    12:25 ナイフリッジ。左右が深く切れ落ちているためフィックスロープをはる。
    12:35 蟻の戸渡り、幅50cm程の割れ目を飛び越える。エネルギー補給を行い、2回目の登攀開始。リードは津戸。小さな峰を越え、西峰へ。西峰の先は道が途切れていた。ピークには登らず、直下で北側に進路をとる。崩落地点をトラバースし、日ノ尾峠に向かって藪漕ぎ。西側の斜面からは高岳の全容を望むことができた。火口からは火山ガスが絶え間なく放出されている。1時間ほど下って日ノ尾峠到着。キャンプ場手前ススキが広がる原っぱから望む根子の山容はまさしく猫の顔そのものであった。
    下山後は月廻り温泉で高岳と根子岳の双峰を眺めながら心と身体をほぐす。汗を流した後は隣接している月廻り田楽で地鶏と田楽を堪能。
    宿泊組(池本・江角・田邊)と当日帰広組(松浦・津戸・東)に分かれ、18:30解散。

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